#鉄道、列車
新宮 (JR西日本) 新宮市徐福二丁目という駅の住所が示す通り、新宮市は日本各地にある徐福伝説がのこる地です。 徐福は始皇帝の援助を受け、不老不死の霊薬を求めて東方へ船を出すものの消息不明になったと伝わる、中国は秦時代の「方士」。 その渡来地は…
日本の通勤ラッシュは過酷で、着席への需要は根強いものがあります。 輸送力の増強は至上命題でしたし、ラッシュの緩和は政治家の公約になるほどでした。 それを受けて優等車両を保有している小田急や京成、近鉄などは昔から通勤ライナー的な性格の列車を運…
千住大橋 (京成電鉄) 千住大橋が架橋されたのは徳川家康が江戸に入った直後の1594年のこと。関東地方の土木工事で必ずと言ってよいほどの名前がでる伊奈忠次の手による墨田川最初の橋でした。 その後何度かの架け替えを経て、現在の橋は1927年に関東大震災…
下総神崎駅からのバスを江戸崎ではなく、ひとつ手前の浜町で下車したのには理由があります。 江戸崎城に近いというのは当然ながら、乗り換える予定の稲敷エリア広域バスのバス停が近いというのが大きな理由でした。 江戸崎に集まるバス路線は江戸崎のバスタ…
北長瀬 (JR西日本) 2005年に開業した若い駅。 岡山貨物ターミナルの西端にあって、本線の間に引上線があるため、ホームの配置が平行にならず、ハの字に開いています。武蔵野線の三郷駅や吉川駅と同じような感じでしょうか。 駅の南側は岡山操車場の跡地を…
下関 (JR西日本) 本州最西端の鉄道駅にして、九州の玄関口。 また、1945年までは関釜連絡船が接続し、朝鮮半島からシベリア鉄道を通ってヨーロッパに繋がる欧亜連絡も担っていました。 駅の開業は1901年と古く、当初は山陽鉄道という私設鉄道でした。山陽…
381系の引退が迫っています。 273系の運行開始が2024年4月6日に迫り、6月15日には全運用が置き換えられることが発表されました。 いわゆる葬式鉄の趣味はないので、おととしのGWで乗り納めのつもりでした。 しかし、3月になってたまたま山陰地方へ出張に。 3…
割出 (北陸鉄道) 北陸鉄道浅野川線の中間駅。北鉄金沢駅から2.8km地点にあって、1974年に三ツ屋駅に交換設備が新設されるまでは当駅で列車の行き違いが行われていました。 駅の周りは住宅街ですが、1日当たりの乗降人員は500人に届きません。しかし、近年…
金沢 (JR西日本) 1月1日の地震は衝撃的でした。関東でも久しぶりに緊急地震速報のアラームが鳴り、心拍数が一気に上がりました。 ただ、金沢城の石垣が崩れるなどの被害はあったようですが、甚大な被害が出た能登地方に比べ、加賀地方は比較的軽微だったと…
篠島から知多半島にわたった後名古屋で宿泊して、1月7日。 7:00発のしなの1号に乗車します。 383系は、量産車の登場から28年ほどたち、車内はだいぶ陳腐化した印象。 昨年385系への置き換えが発表されましたが、運用に入るのは2029年度以降とのことです。 10…
新飯塚 (JR九州) 福岡のベッドタウンのイメージが強くなってきた筑豊。 殖産興業を背景に財閥が進出し、一時期は国内産出量の半分以上を占めた巨大炭田でしたが、閉山が相次いだ1960年代から50年以上が過ぎ、街中から当時の面影を探すことは徐々に難しくな…
倉敷市 (水島臨海鉄道) 水島の工業地帯に線路を伸ばす水島臨海鉄道。沿線の工場への貨物輸送に加え、通勤輸送も担っています。 一方で、沿線には新興住宅地が続き、岡山などへの通勤通学輸送も厚い印象。 根本側にあたる倉敷市駅は5,000人近い乗降人員を記…
延徳 (長野電鉄) 1923年、河東鉄道の延伸により開業。昨年開業100年を迎えた歴史の古い駅です。 長野オリンピックを見据えて1994年に交換駅化された際、信州中野寄りに300mほど移設されました。 現在は交換設備が使用停止になり、棒線駅として運用されてい…
1月6日、東京6:00発の「のぞみ1号」に乗車しました。 自由席は品川時点でほぼ満席になり、デッキには立客がいる状況。年末年始の全車指定席化は正解だったようです。 名古屋で下車。 8:02発の南紀1号に乗り換えます。 HC85系に初めて乗車します。 落成から間…
市役所前 (長野電鉄) 長野には地下鉄がある、というのはちょっとした豆知識ですが、 長野駅から善光寺下駅まで続く地下線は意外に古く、40年以上の歴史があります。 長野大通の拡幅に伴う立体交差化の一環ですが、地下線を選択したのは当時としてはかなり…
福島交通は福島県を地盤とするバス・鉄道事業者。 路線バス網は福島県中通りと浜通り北部にまたがる広大なものです。また、首都圏や中京、関西と福島を結ぶ高速バスも運行しています 鉄道路線は飯坂線9.6km。福島から飯坂温泉まで、約23分で結んでいます。 …
山形鉄道は、赤湯から荒砥まで30.5kmの鉄道路線。 旧国鉄長井線を引き継いだ第三セクターの鉄道でフラワー長井線という愛称がついています。 昨年の12月29日、乗車したのは13:05発の荒砥行きです。 この日は13:06赤湯到着の山形新幹線の臨時が運転されていま…
津軽石 (三陸鉄道) 2011年3月11日の東日本大震災の津波により停車中の列車が脱線するなど大きな被害が出ました。 復旧は震災から8年後の2019年3月23日のこと。同時にJR東日本から三陸鉄道に移管されました。 1955年宮古市に編入された旧津軽石村の中心駅で…
名胡桃城から北越急行の美佐島に行く途中、水上から乗車した長岡行きは越後湯沢で11分停車します。その間に改札口まで走って、券売機で「えちごツーデーパス」を購入しました。 えちごツーデーパスは、週末や夏休みなどの連続する2日間、新潟県内のJR線及び…
四方津 (JR東日本) 桂川がつくる河岸段丘につくられた駅。桂川は神奈川県に入ると相模川と名前を変え、相模湾にそそぐ一級河川です。 山間の駅ですが、朝晩には東京への直通列車があり、所要時間は1時間半ほど。 1990年代には戸建て需要を見込んだ開発が進…
名胡桃城から後閑駅まで歩いて、12:56発の水上行きに乗車。 水上で長岡行きに乗り換えます。 この日は新潟のホテルを予約していましたが、このまま向かうには早すぎます。 どこかに寄り道しようといろいろ調べましたが、食指が動きません。 さんざん悩んだ結…
大阪阿部野橋 (近畿日本鉄道) 500kmを超える近鉄の路線網のなかで、最大の乗降人員を数える駅。 鶴橋、大阪上本町、大阪難波とターミナルが分散し、乗り換え路線も多い大阪線、奈良線系統に比べ ターミナルが1か所しかなく、乗客が分散する乗り換え路線も…
増尾 (東武鉄道) 東武野田線に 「東武アーバンパークライン」という愛称がついたのは2014年のこと。 導入から8年たちますが、いまだに慣れません。 ただ、その後急行運転の開始、特急の新設、複線化の進行など、力の入った改善が続いたのは愛称効果でしょ…
牧山 (JR西日本) 岡山平野が尽き、山が迫る中で、蒜山に源を発する旭川がわずかに作り出した平地につくられた駅。 岡山と津山を結ぶ快速こそ停車しないものの、1時間に1本程度の運転本数があります。 川の反対側の牟佐地区へは大久保暫定潜水歩道橋という…
立山 (富山地方鉄道) 立山黒部アルペンルートの富山側の玄関口。 夏の観光シーズンには、ケーブルカーとの乗り換え客でごった返しています。 また、駅前には常願寺川の砂防を担う国土交通省立山砂防事務所や博物館があり、興味深いところ。 専用軌道のトロ…
大宮から新幹線に沿って北上するニューシャトルという新交通システムがあります。 新幹線の高架橋と一体で整備され、全長12.7km。新幹線が通過する地域の見返りとして建設されました。 上越新幹線と東北新幹線が分岐するあたりにある丸山で下車しました。 目…
千曲川の段丘崖に拠って築かれた上田城。 徳川の大軍を2度退けたことで、真田氏の城として認識されています。 実際、始発の新幹線で降り立った上田は、圧倒的な「真田推し」。 ただ、真田氏の上田城は関ヶ原の戦い後破却されており、真田信之は三の丸の跡地…
陸前山下 (JR東日本) 当駅から石巻港へJR貨物の貨物線が延びています。 島式ホーム1面2線で側線などはなく、貨物線へは1番線側からのみ出入りできるシンプルな配線です。 ダイヤ上のネックになりそうですが、貨物列車の本数が限定的で、隣の石巻駅まで2…
ライトレールの終点、芳賀・高根沢工業団地で折り返して、飛山城跡で下車しました。 周囲は田畑が広がる農村風景。近代的なLRTとの対比が不思議な風景を作っています。 駅を出て北へ。 飛山城跡に建つガイダンス施設「とびやま歴史体験館」へは、東側の道を…
2023年8月26日、宇都宮に新たな路面電車が開業しました。 宇都宮ライトレールが営業する路線は、JR宇都宮駅東口から鬼怒川を越えて、清原工業団地、芳賀・高根沢工業団地を結ぶ全長14.6 km。 超低床車両が高頻度で行きかう様子は、ヨーロッパ型のLRTの姿を彷…