381系の引退が迫っています。
273系の運行開始が2024年4月6日に迫り、6月15日には全運用が置き換えられることが発表されました。
いわゆる葬式鉄の趣味はないので、おととしのGWで乗り納めのつもりでした。
しかし、3月になってたまたま山陰地方へ出張に。
3月3日の移動日、東京10:12発ののぞみ23号は、京都駅でのドア点検の影響を受けて13:30頃岡山駅に到着しました。
13:38にやくも14号が到着。381系4両編成です。
折り返し、14:05発のやくも15号になります。
国鉄色やスーパーやくも色など歴代の塗装が復刻されている中、この編成はノーマルなゆったりやくも色。
2021年3月のダイヤ改正以降、定期運用を持つ唯一の国鉄型特急電車です。リニューアルされているものの、国鉄らしい無骨さが隠し切れません。
4両編成とはいえ乗車率は80%ほど。中途半端な時間ですが、根強い需要が感じられます。
伯備線に入り、岡山平野を抜け、高梁川がつくる谷が険しくなるとトップスピードを出すことは難しく、加速と減速を繰り返します。
更に行き違いのための運転停車も。それでも、倉敷から米子までの表定速度は70km/hに迫りますので、振り子式の面目躍如という感じでしょうか?
273系も「車上型制御付自然振り子方式」という振り子式が採用されています。空気バネ式車体傾斜機構をもつJR四国8600系を借りて試験を実施したりしていましたが、山岳路線への採用は難しかったようです。
16:44着の松江で下車しました。
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