カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

山形鉄道で米沢盆地の北縁をたどる

山形鉄道は、赤湯から荒砥まで30.5kmの鉄道路線

国鉄長井線を引き継いだ第三セクターの鉄道でフラワー長井線という愛称がついています。

 

昨年の12月29日、乗車したのは13:05発の荒砥行きです。

 

この日は13:06赤湯到着の山形新幹線の臨時が運転されていましたが、待つことなく定刻に発車。

ダイヤを数分いじることはできないのでしょうか?

 

 

列車は、米沢盆地の北縁をなぞるように進みます。

 

JR米坂線との乗換駅、今泉に到着。

 

米沢と坂町を結ぶ米坂線ですが、山形方面とは山形鉄道経由が短絡線となり、距離が短い分運賃でも有利になることが多いようです。

かつては、山形と新潟を結ぶ急行列車が運転されていましたが、山形新幹線開業を機に廃止。現在は今泉~坂町の復旧のめどが立たない中、両都市間の輸送は高速バスに移ってしまっています。

 

 

今泉を出ると、両線が合流。

山形鉄道が直線、米坂線が分岐側になっています。1931年開業の米坂線に対して長井線の開業は1922年ですので、歴史を反映した結果かと思います。

 

山形鉄道米坂線はこの先2kmほど線路を共用しています。

おそらく、白川橋梁を共用することで、工期短縮、工費削減を狙ったものかと。

 

白川信号場で分岐。今泉駅と同様、山形鉄道が直線側です。

 

長井に到着。

 

四季の里を出ると、最上川を渡ります。

背の低いトラス橋は1887年に東海道本線木曽川橋梁としてつくられたもの。イギリスから技術と資材を輸入してつくられました。

1914年に2代目木曽川橋梁完成により転用され、今日まで現役を続けています。



終点荒砥到着。

 

町役場にも近い、白鷹町の中心駅ですが、駅前の建物はまばらで、人の姿もありません。

 

左沢線の左沢駅まで延伸する計画がありましたが、未成に終わりました。以前はバス路線があったようですが、それも廃止されてしまっています。

また、山形と長井を結ぶバスが当駅前を通りますが、特に休日は本数が少なく、接続もあまりよくありません。



14:21発の赤湯行きで引き返しました。

 

 

 

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