新宮 (JR西日本)
新宮市徐福二丁目という駅の住所が示す通り、新宮市は日本各地にある徐福伝説がのこる地です。
徐福は始皇帝の援助を受け、不老不死の霊薬を求めて東方へ船を出すものの消息不明になったと伝わる、中国は秦時代の「方士」。
その渡来地は諸説あり、日本に来たというのは伝説の域をでるものではありません。ただ、新宮駅の近くには徐福公園があり、園内には徐福の墓と伝わる石碑まであります。
もっとも、この石碑は1736年に紀州藩初代藩主徳川頼宣によって建立されたものとのことで意外に新しいものですし、公園が今の姿に整備されたのは1994年とごく最近のことです。
熊野古道が世界遺産になって以降、熊野三山参詣の玄関口のイメージが強くなる一方ですが、徐福伝説も観光開発の重要なピースになっているようです。
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