カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

銚子電鉄

イメージ 1


昨日は故あって、銚子方面に行くバスツアーに参加しました。

銚子港、犬吠埼灯台をまわって、犬吠駅から銚子駅まで銚子電鉄に乗車するというルート。

犬吠駅ではぬれ煎餅を買う人で大行列
副業とはいえ潤っているようでなによりです。

でも、この行列から実際に乗車したのは自分の参加しているツアーの人だけ
ぬれ煎餅の売り上げは鉄道利用の活性化になかなか結びつかないようです。

やってきたのは、もと伊予鉄道800系の2両編成。
ただ、ツアーの人を除いた地元の人はほんの10人程度に過ぎず、2両編成は過剰なようです。
でも、単行運転が出来るように改造するにも金がかかるわけで・・・正直厳しい感じです。

電車は30km/h程度のゆっくりした速度でキャベツ畑を抜けていきます。
それでも揺れの激しさはハンパではありません。
線路を見ると細くて軽そうなレールが波打ち、バラストは殆ど厚みを持っていません。
正直路面電車レベルの軌道状態で・・・正直厳しい感じです。


ツアーのガイドさんが盛んに「良く走っているなという感じのレトロな電車です」って盛んに案内していたけれど、乗車した電車は元伊予鉄800系
趣味的には面白いですし、決して新しいわけではありませんが・・・でもレトロというにはちょっと違う感じです。
できれば旧型車を1両だけでもイベント用として動体保存したいと思うのですが・・・


仲ノ町駅の車庫には伊予鉄道800系の第2編成が搬入済でした。
塗装が緑一色だったので、京王時代の塗装が再現されるようです。
お役御免となった旧型車も留置されています。
澪つくし号のトロッコ車両は錆が浮いていました。

銚子は決して大きな街ではありません。
だから鉄道事業はある部分を観光客目当てで展開せざるを得ません。
でも、地元の人が利用しない鉄道に鉄道の存在意味はあるのでしょうか。
ただ、このままジリ貧にならざるを得ないというのであるならば・・・それはあまりにも悲しすぎます。
何とか頑張ってください・・・そういうしかないように思います。