カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

ウソ電

イメージ 1


営団地下鉄東西線との相互直通運転に備えて、国鉄はアルミ車体の地下鉄直通用車両を開発していた。
しかし、国鉄にとってアルミ製の車両は実績がないことから、先行試作車を製作し、耐久性、メンテナンス性の確認をすることとなった。
当時103系の設計はほぼ完了していたものの、試作車の製作は迅速を求められたため、101系を元にした設計が行われた。
こうして登場したアルミ車体の通勤車両は中央線に投入され101系に混じって活躍を始めた。銀色にオレンジ色の帯を巻いたその外観は、朱色一色の101系の中にあってかなり異彩を放っていたという。
そして、営業運転で得られた様々なデータをもとに地下鉄乗入用の301系が量産に移された。
その後、201系が量産に移されると、追い出されるように武蔵野線に転属。細々と運行を続けていたが、その構造の異端ぶりが徐々に足枷となり、やがて廃車になってしまった。・・・」

というシナリオの出来不出来はともかくとして、何だか不思議なこのイラスト。
妙に様になっています。違和感がありません。

惜しむらくは、前面貫通構造になっていないため、地下鉄乗り入れが構造上不可能ということ。
せっかく試作車を作るんだからそれぐらい考えておけよ、っていう感じです