フェリーターミナルからバスで苫小牧駅へ。
12:15発のすずらん4号に乗り換えました。
12:28着の白老で下車しました。特急に乗るような距離ではありませんが、ちょうどよい列車がなかったのでやむを得ず、という感じです。
白老駅北口から 12:33発の白老町交流促進バス(ぐるぽん)というコミュニティバスに乗車。5分ほどの「陣屋資料館」で下車しました。
戻りのバスまで50分しかありませんので、早足で回ります。
白老元陣屋は、幕末期にロシアの南下に備えて沿岸警備を命じられた仙台藩によって1856年に築造された陣屋です。明治維新までの12年間、おおよそ120名の藩兵が駐屯していました。
ウトカンベツ川を東側の外堀として、約6万6千平方メートルの敷地を土塁で区切り、円形の内曲輪と南側の外曲輪という2つの曲輪が設けられました。
陣屋資料館の方から向かうと、内曲輪の北端にぶつかります。
北側の虎口です。土塁が曲輪内に続き、内部が見通せないようになっています。
内曲輪内には、本陣や勘定所など中核となる建物が配置されていました。
南側の虎口。冠木門が復元され、橋はわずかに食い違いになっています。
南曲輪には、長屋や稽古場がありました。
ウトカンベツ川に沿う東側の土塁です。他に比べると低いようです。
南端にある虎口は、土塁に囲まれた枡形になっています。大手と呼ぶにふさわしい規模。
更に馬出が付属しています。
門前の広場は駐車場になっており、説明看板も設置されています。
縄張の通り、南側から見学するのが正規ルートだったようです。
思いのほか城内は広く、バス停に戻ったのはバスが来る5分前。
残念ながら資料館は割愛しました。
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