敦賀に宿泊して、8月11日です。
2024年春の北陸新幹線敦賀延伸を控えた敦賀駅。この景色も大きく変化してしまうのでしょうね。
6:30発の福井行きでスタートです。
金沢行きに乗り継いで、能美根上駅で下車しました。
9:22発の「のみバス」観光ルートに乗車。能美ふるさとミュージアムで下車しました。
博物館の背後は、独立した丘陵になっており、山全体が史跡公園になっています。
メインは和田山古墳群です。
いずれも直径が10m弱。同じような大きさの古墳が山の稜線に沿って一列に並んでいます。
そして、丘陵の南端部に和田山城があります。
全山を城郭化することはできなかったみたいで、城域は丘陵の1/4ほどにとどまっています。
古墳を利用した櫓台を正面に、巨大な横堀で稜線を遮断しています。
その横堀により通路は限定され、櫓台からの横矢にさらされながら、狭い道を進むことになります。
虎口は、二の丸と本丸の間につくられています。
先ほどの櫓台の上から。横堀の対岸に続く虎口への通路を完全に掌握できる位置です。
本丸への通路も正面の空堀により通路が限定されています。
先ほどの虎口と合わせて、とても技巧的な縄張という印象。
本丸。
二の丸側は土塁で囲まれており、城に迫る敵兵の動きをすべて把握することができます。
防衛の中心として弓や鉄砲があつめられ、火点として機能したものと思います。
本丸の中心には古墳を利用した物見台があります。
近世城郭風に言えば、独立式天守台という感じでしょうか?
加賀平野が一望の下に。このままでも眺望は十分ですが、櫓を立てればもっと遠くまで見えそう。
城の西側斜面は腰曲輪。
ふるさと交流センターまで歩いて、のみバスに乗車しました。
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