5月開幕のリーグ戦は早くも最終節です。
晴天に恵まれましたが、13;15キックオフとかなり厳しい試合環境となりました。
状況は至ってシンプルです。
これまで全勝の両チームですが、我々は勝利が絶対条件。
勝てば自力で優勝と昇格が決定します。
一方、敗北だと、船橋FCが1試合残しているとはいえ、勝ち点で並んだ場合の当該チーム間の勝敗で劣るのでNG。引き分けた場合も、得失点差で不利なので、最終節に船橋FCが大敗しない限り、優勝、昇格を逃すことになります。
内容よりも結果が求められますが、試合を通して船橋FCに苦しめられることになりました。
まず単純に、テクニックがこれまで対戦したどのチームよりも優れていました。
そして、攻撃時にはウィングの選手がサイドに張って、ライン際を縦に仕掛け、
守備時には、中央に人を集めて、積極的に体を当ててつぶし、ボールを回収する――
やっていることはシンプルですが、チーム戦術として完成されていると感じました。
当方の立ち上がりはいつもの通り4-3-3だったと思います。
しかし、前半10分過ぎから寺内選手が内側にポジションを移し、結果的に2トップのようになっていました。
このあたりは、チーム戦術なのか、とっさの判断なのか訊いてみたいところです。
結局、中盤でお互いにつぶしあう展開になり、チャンスシーンが少ない渋い内容になりました。
その中で、前半のうちに先制できたのは僥倖。山口選手の直接FKはとても美しいものでした。
後半も同じような試合展開で進みます。船橋FCが運動量を落とすことなくプレー強度を維持していたのが驚異的。
疲労がたまって足のつる選手が出てくる中、船橋FCのクロス(だと思う)が直接ゴールに吸い込まれて同点に追いつかれてしまいました。
それでも、後半35分(くらい)に板倉選手が押し込んで再び勝ち越し。この1点を体を張って守り切りました。
リーグ戦を通じて、どのチームも技術、戦術とも優れた部分があり、簡単な試合はひとつもなかったという印象です。
コンディションを含め、苦しんだ時間も多くありました。
それでも、それらを乗り越え、我々は次のステージに挑戦する権利を得ました。
「10年でのJリーグ参入」、それは足踏みすら許されないほど厳しくて高い目標です。
それでも、2年連続で昇格を果たし、着実に前進しています。
物語はまだまだ続きます。
2023.9.10
千葉県社会人サッカーリーグ2部 第9節
船橋FC 1-2 NAGAREYAMA F.C.(高瀬下水処理場上部運動広場)
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