カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

餘部「コンクリート」橋

4月29日の話です。

新幹線で京都に出て、「きのさき5号」に乗り換え。
城崎温泉、香住と乗り継いで、15:21に餘部駅に到着しました。

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餘部駅に来るのは学生時代以来なので、おそらく15年ぶりくらい。
そのころは、東洋一とうたわれた鋼製トレッスル橋が健在でした。
鋼材が組み合わされた巨大な橋脚が何本も屹立する姿は今でも覚えています。
新橋梁架け替えの構想も発表されていたので、徐々に観光地としても認知されるようになっていました。

その後、2007年に新橋梁着工、2010年に供用開始になりました。
前後の線路の付け替え、餘部駅の改修を含む大工事でしたので、現地の雰囲気は大きく変わったことでしょう。
そんな餘部の変化を見に行くのが目的です。


そのような気持ちだったのですが、私の想像以上に変わっていてびっくりしました。
駅設備全体が新しくきれいになっているだけではなく、人の数も尋常ではありません。

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旧橋梁は餘部方より3径間のみ残され、『余部鉄橋「空の駅」』という展望台として再整備されました。
おまけに、その先端部にはエレベーターまで設置されています。

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展望台の先端部から覗いたところです。
途切れた橋とその横の新橋梁。新橋梁はエクストラドーズドPC橋という方式で、旧橋梁に比べて橋脚の数が少なくスマートな外観をしています。防風柵も設置されましたので、風による運休や遅れが少なくなった由。

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エレベーターを使って下に降りてみました。
橋の下は公園としてきれいに整備されています。旧橋梁の橋脚も一部が残されていて雰囲気を感じることができるようになっています。

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見上げるようにして、新橋梁を見たところ。
旧橋梁をよけるために、鎧方の取り付け部がS字にカーブしているのがよくわかります。

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集落から駅へは、車の通れない細くて急な坂道が続いているというのは15年前とは変わりませんが、線路の付け替えに合わせてこの坂道にも手が入れられたようで舗装が新しくなったしていました。
もっとも、展望台が開いている時間はエレベーターを使えますので、利便性は格段に向上したといえそうです。

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30分弱の滞在時間でやってきた普通列車餘部駅をあとにします。
こういう観光地の常として、人は溢れかえっていますが、実際に列車に乗る人はほとんどいません。
この列車も、数人の乗客を入れ替えただけで発車しました。

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この後は、浜坂で乗り継いで鳥取を目指します。


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