カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

なんだかいろいろおかしい

集団的自衛権を認めるか否か…という問題も相当議論が必要ですが、
閣議決定憲法解釈を変更しようとする対応も、かなり危ういと思います。

憲法は改正されたことはありませんが、改正することはできます。
最近とみに有名になった憲法96条にその記述があります。
だから、集団的自衛権を行使できるようにするべきというのであれば、憲法改正をもって行うのが正当でしょう。

そもそも、今の憲法の文言を素直に読めば、自衛隊の存在自体怪しいのですから、
文言を変更しない状態で集団的自衛権の行使を容認していると読み取ることは相当無理があります。

だから、やるなら憲法改正
閣議決定なんていう姑息な手段はやめるべき。だいいち、閣議には憲法の解釈権限は与えられていないのですし。


安倍総理はなかなかの英雄気取りなので、カッコいい言葉でまくしたててきますが、
内実、かなり怪しい。
そもそも、集団的自衛権を行使できるようにすることが必要であるならば、それを国民に説明し合意を形成するよう動くべき。そうすれば憲法改正ができる。
改正はハードルが高くて難しい?
でも、国民を説得してそのハードルを越えるようにするのが政治家の仕事でしょ。
それを怠るようであれば政治家失格だし、できないのであれば能力不足、もしくは内容が不当。

いざ改正するにしてもその内容自体はかなりつっこんだ議論が必要になるのはいうまでもありませんが
自民党が作った憲法改正案は相当お粗末で読むに堪えないものですし)
内容如何に関わらず、定められた手続きを踏むということが近代的な法治国家のあるべき姿。
憲法を変えるべきだというのは表現の自由ですが(それを総理大臣が言っていいことかどうかはともかく)、手続を無視して通そうとするのは、はっきり言ってテロリストと変わりません。

総理大臣という国のトップがそれを率先して行おうとする…この国はどうなってしまうのでしょうか?



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