カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

東京都港湾局専用線 ≪後編≫

後編は、豊洲駅からスタートです。

ゆりかもめ豊洲駅は軌道の先端がカーブしています。これは勝どき方面への延伸に備えているとのこと。
沿線には東京オリンピックの競技施設が数多く計画されていますが、あの輸送力で持ちこたえられるのでしょうか?

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豊洲駅の周囲は新しいオフィスビルや商業施設が立ち並び、かつての面影は全く感じられません。
もちろん専用線の遺構はなく、気配すら感じられません。
しかし、駅近くの地図には「鉄道橋」の文字が…鉄道は走っていないのですがね。

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・G地点
この廃線跡の白眉、晴海橋梁です。
PCの連続桁が連なり、中央部は船の航行を考慮したアーチ状の鉄橋になっています。
橋の上には線路がそのまま残っていますが、アーチ橋自体は錆がひどく赤茶色をしています。
地図にも記載されている通りこのあたりでは結構有名な存在なのだと思いますので、遊歩道なんかにして活用できないかと思ったりしますが、整備に相当な費用が掛かるので難しいのでしょう。
ゆりかもめが延伸される際にはこの橋が邪魔になりそうなので、撤去されてしまう可能性がありそうです。
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・H地点
晴海橋梁を渡った先には機関庫やヤードが広がっていたようです。
特に機関庫は機関車も含めてつい最近まで残されていたとのことですが、取り壊されてしまいました。
写真のとおり、現在は一面の雑草地帯になっています。フェンスで仕切られて中に入ることはできませんので、何がどこにあったのか何もわからなくなってしまっています。
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・I地点
晴海通りの北東側に倉庫が並び、その間に線路が引かれていたようです。
現在はマンションが立ち並んでおり、その面影はまったくありません。
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・J地点
晴海通りの南西側はいまでも倉庫が並んでいます。建物は当時と変わらないでしょうから、線路の痕跡もいろいろ見つけられそうです。
が、一般人が入り込むわけにはいきませんので、入り口で写真を撮るだけにしました。
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豊洲のあたりというのは、今も再開発が続く、いわば時代の先端にある街です。
その片隅に廃線跡…なんだか不思議な気持ちになります。
ここに鉄道があったこと…再開発とともにその痕跡は失われ、そして忘れられていくのでしょう。
仕方ないですよね。過去の上に未来を積み重ねて街は発展していくのですから。



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