カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

シンガポールのLRT

シンガポールにはLRTという交通機関があります。
日本でLRTというと次世代路面電車みたいなイメージですが、ここではゴムタイヤを用いた中量輸送機関です。
現在は、MRT北東線のセンカン(Sengkang)とポンゴル(Punggol)、MRT南北線のチョアチューカン(Choa Chu Kang)の3か所にあります。
いずれもMRTの駅に接続して住宅街を結ぶ、いわば枝葉の役割をしています。

マレー鉄道のシンガポール駅を見た後、歩いてハーバーフロント(Harbourfront)駅に向かいました。
ここは、ユニバーサルスタジオなんかがあるセントーサ島への玄関口にあたり、セントーサエクスプレスというモノレールもあります。
もっとも、あまり興味はないので写真を撮っただけで素通りしましたけど。

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MRTの北東線に乗車。
車内は座席がFRPで堅いことを除けば、日本とあまり変わりありません。
ただ、日本では争奪戦になる端っこの席が優先席になっていることと、ドアに寄りかかってはいけないという注意が目新しく感じました。
車内で少しウトウトして20分くらいでセンカン駅に到着しました。

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センカンのLRTは8の字状の路線を持っています。
まずは東側の路線に乗ってみました。
線路はひたすら高層マンションの間を進みます。
駅に停まるたびに10人程度の乗降がありました。
列車は数分おきにやってきます。そのためホームで待つ人はほとんどいません。
ホームは2両分の長さが確保されていますが、基本的に単行で運転されているみたいです。2両運転になることはあるのでしょうか?

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センカン駅に戻って今度は西側の路線に乗車。
発車直後にすぐに大規模なジャンクションがあります。東と西に分岐していく線路に加えて直線に伸びる線路はポンゴルのLRTにつながっています。
ただし営業はされておらず、もっぱら車両のやりとりに使われているようです。
東側の路線に比べて距離は長いものの、マンションの間を進むという代わり映えしない風景が続きます。

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また、沿線に車両基地を発見。このあと乗車したポンゴルでは車両基地を見ませんでしたので、ポンゴルの車両もここに回送してきて整備を行っているものと思います。

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再びセンカン駅に戻って、MRTでポンゴル駅まで行きました。
駅の造りや乗換方法はセンカン駅とほぼ同じですが、ここでは2面3線に拡張できるようになっています。ただ、現在中線にあたるところは使われていません。

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ポンゴルLRTも8の字状の路線を持っていますが、西側の路線はまだ営業されていないようです。
とりあえず東側の路線に乗車しました。
基本的に高層マンションの間をすすむという風景は同じです。ただ、センカンに比べて空き地や建設中の建物が多く、まだ発展途上という感じがしました。

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MRTという大量輸送機関と住宅街をむすびつけるというシンガポールLRTの役割は、
日本で言えば、桃花台新交通(すでに廃止)やユーカリが丘の山万、瀬野のスカイレールサービスに酷似しています。

そして、乗車中ずっと気になっていましたが、軌道の構造がゆりかもめなんかにとてもよく似ています。
後で調べると、三菱重工業製のシステムを使用しているとのこと。
ちなみに、チョアチューカンの方はボンバルディア製の車両が走っているとのことです。

そのチョアチューカンですが、せめて姿だけでも拝みたいと思ってMRTで向かいましたが
途中で車両故障に遭遇し、列車を降ろされてしまいました。
幸い運行はすぐに再開しましたが、このまま身動きが取れなくなっても困るので、引き返すことにしました。
センバワン(Sembawang)駅で引き返してビジャン(Bishan)駅、パヤレバ(Paya Lebar)駅で乗継し、チャンギ空港に戻りました。



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