四日市に宿泊後、明けて12月31日。
近鉄四日市駅の高架下にある、あすなろう四日市駅から、四日市あすなろう鉄道でスタートです。
四日市あすなろう鉄道は、2015年4月に近鉄内部線、八王子線の移管を受けて営業を開始した歴史の浅い鉄道会社です。
全国でも希少な、762mm軌間の軽便鉄道です。
かつては日本全国にあった軽便鉄道も、現在まで営業を続けるのは数路線のみ。内部線、八王子線も何度か廃線の危機があったようです。
近鉄という巨大鉄道会社の傘下に入っていたことが生き延びることができた原因でしょう。寄らば大樹の陰ですね。
停車している車両は、近鉄時代から使われている260系3両編成。移管後に徹底的なリニューアル工事が行われたため、新車のような感じがします。
ちなみに移管に際して、近鉄四日市駅はあすなろう四日市駅に改名されています。
が、案内放送では終始「四日市」と案内しており、正式な駅名は一度も流れなかったと思います。
まずは、8:25発の八王子線に乗車します。
発車してすぐに近鉄の高架下を抜け一路西へ。バラストが薄いのかゴロゴロとした乗り心地です。
スピードは遅い(40km/h程度)ですが、揺れは大きくワイルドです。
日永で内部線と分岐します。
乗車時間8分で終点、西日野に到着しました。
1974年の集中豪雨で不通になるまでは、この先、伊勢八王子まで線路が延びていました。現在、その面影はあまり感じられません。
折り返し時間が3分しかないため、あわただしく車内に戻りました。
日永で下車。内部線に乗り換えます。
終点の内部に到着。
カーブした狭く短い片面ホームに機回線、車庫が併設された軽便鉄道らしい雰囲気の駅です。
4分の滞在で折り返します。
泊は交換駅。下り列車と行き違いました。
日永で対向列車の待ち合わせで停車。
本来は1分停車ですが、対向列車が少々遅れていたようです。
あすなろう四日市に戻ってきました。
↓よろしければクリックをお願いします。ささやかな励みになりますので。