500系最強伝説

N700系、E5系が登場して新幹線の300km/h運転は珍しいものではなくなりましたが、
覚えているでしょうか？
300km/h運転のには500系というパイオニアが存在したことを。

15ｍに及ぶロングノーズ
断面積を絞った円筒形状の車体
特殊な形状のT型パンタグラフ
あらゆるところがツルツルで、あらゆるところが高速走行のために研ぎ澄まされておりました。
まさに次世代の新幹線と呼ぶにふさわしいもので、ワクワクしたのを覚えています。

でも、500系の天下は訪れませんでした。
天井が低くて居住性がイマイチ。
定員確保のため座席間隔は狭く、洗面所やトイレのスペースも削られ
先頭車運転台寄りのドアがなく、乗り降りに不自由で乗客の誘導にも支障が出る
東海道新幹線には嫌われ、東海道新幹線には嫌われ、東海道新幹線には嫌われ･･･

でも、昨年登場したE5系。
15m（くらい）のロングノーズに先頭車運転台寄りにドアがないこと･･･500系に似ていると思いませんか？
Ｅ５系は300km/h超の営業速度を目指す車両です。
そして、500系は思った以上に性能が良くて、条件が許せば300km/h以上の速度でも十分対応可能だったということを読んだ記憶があります。

あえて誤解を恐れず、言いたいと思います。
500系は生まれるのが早すぎた、新幹線界におけるオーパーツである。と
そして、これからの新幹線が営業最高速度の更なる向上に挑戦するとき、生まれる新型車両は500系に限りなく近づいていくだろう。と

現在はこだま運用という不遇の扱いを受けている500系ですが
近い将来500系は姿を変えて蘇る、その精神は不滅である、ということをここに明言しておきたいと思います。

自分が明言したところでどうなるわけではありませんけど･･･