カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

津山まなびの鉄道館

4月29日。東京6:06発ののぞみ121号に乗車しました。

 

到着した姫路は生憎の土砂降り。9:46発の姫新線、播磨新宮行に乗り換えです。

 

播磨新宮、佐用で乗り継ぎます。

 

12:02津山到着。あいかわらず土砂降りです。

 

それでも、駅を出て歩き始めました。
が、打ち付ける雨はあまりにも激しく、5分ほどで靴はぐちょぐちょ。
・・・心が折れました。

 

 

一旦、駅に戻りました。
津山線の列車は発車したばかり。次は1時間半後です。
待ち時間を利用して代替プランを考えます。宇野往復、瀬戸大橋往復、吉備線井原鉄道乗車などいくつか検討、みどりの窓口に並んだところで外を見ると、若干小降りになって空も明るくなってきた感じです。
夕方には止むという予報だったので、回復に向かっているようです。

 

というわけで、再度駅を出ました。

 


駅から歩いて10分ほど。最初の目的地は「津山まなびの鉄道館」です。


津山機関区の扇形機関庫を利用した施設。ディーゼル機関車気動車を中心に、貴重な車両が保存、展示されています。また扇形機関庫事態も現存例が少なく貴重なもの。機関庫と転車台は近代化遺産、産業遺産としても評価されているようです。

 

 

雨の中ですが、家族での来館者が多く、子供がはしゃいでいました。
また、従業員の人も熱心で、突発的に蒸気機関車の仕組みの説明会が開かれたりして。

 

庫内に入ることはできませんが、その分保存状態は良好です。塗装の割れなどもなく、しっかりメンテナンスされている様子。
天気がよければ、庫内から引き出してくれるのでしょうか?

 

キハ58は車内に入ることができました。様々な改造が入っていますので、国鉄時代の姿そのままというわけにはいきませんが。



各地にある保存車両が、メンテナンスが行き届かず解体されてしまう例が最近多いです。JR東海JR東日本など、所有者が大企業であっても例外ではありません。
明治以降の比較的新しい文物の保存は、それが普遍的で価値あるものとして社会的なコンセンサスを得ることがとても難しい。
古いものは貴重だというありふれた価値観に訴えることができず、しかも、その対象は少し前までは使われていて、ありふれたものでしたから、なおさらです。

 

人間は身近にあるものの価値にはなかなか気づけないもの。例えば、家族とか、時間とか・・・
という哲学的な感傷はスルーして、次に行きましょう。

 

 

 

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