9:08発の甲府駅行のバスに乗り換えます。
河口湖畔から御坂峠を越えて甲府盆地へ。
御坂峠の頂上には御坂城があって遺構も素晴らしいとのことですが、登山のスキルがない自分にはハードルが高そうです。
石和温泉駅で下車。
10:37発の中央本線の上り列車は少し遅れていました。
甲府盆地の縁を辿って高度を上げ、盆地を見下ろす勝沼ぶどう郷で下車します。
かつての中央本線は甲府盆地の前後でスイッチバック駅が連続していました。初狩や笹子、韮崎や長坂、穴山、そして勝沼。現在の駅名に改称されたのは、スイッチバック解消後の1993年のことです。
蒸気機関車がなくなり停車列車は電車ばかりになったことで、複線化を機にスイッチバックは廃止になりました。しかし、本線上に移設されたホームは勾配がきつく、上下線の間に段差があるなど、独特な雰囲気があります。
旧ホーム跡には駅舎が建てられています。
下り方はホームが残されて、遊歩道になっていました。
桜の名所として有名とのこと。
一方上り方向は、広い公園になっていました。
かつて活躍したEF64が綺麗な状態で展示されています。
新性能電気機関車の保存はとても少ないので、とても貴重。末永く綺麗な状態を保っていただきたいと思います。
そういえば、ここは「ゆるキャン△」の聖地ですよね。13巻にちょこっとだけ出てきました。
停車場の終点。レンガのアーチ橋が美しい。
階段を登って本線へ。この時点で、10mくらいの高低差があります。スイッチバックの意味がよくわかります。
階段を登ると重厚な石造りの大日影トンネルの抗口があります。かつては遊歩道になっていて、トンネル内を歩くことができたみたいですが、崩落の危険があるとのことで、2015年に閉鎖されました。
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