カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~知覧城~ 【2021.4.30】

GWの話がダラダラ続きます。

 

 

知覧麓の武家屋敷からあるいて20分、スパッと切り落としたかのような崖を持つ山を見ながら進むと、漸く看板がありました。

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そして、樹々の間に入っていくこの道が大手口です。

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樹々が茂り昼なお暗い、両側を断崖に挟まれた道を進みます。

断崖の上、右側は本丸、左側は今城。侵入者は常に上から狙われ続けることになります。

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まずは今城へ。

崖につけられた細い道を登ります。

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入口は枡形になっています。

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曲輪内は平坦でひらけていました。 

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いったん戻って、西側の弓場城へ。

同じように崖に沿った細い道を登ります。

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虎口は枡形。導入部の縄張は今城とよく似ています。

つまり、各曲輪と堀は自然に形成されたもので、それだけで敵を寄せ付けない防御力を持っていることから、曲輪の導入部だけしっかり作れば鉄壁の城が完成するということ。最小の労力で最大の効果、軍事施設たる城の鑑ですね。

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主郭にあたる、本丸と蔵之城へは枡形虎口を突破する必要があります。

細く、急な道が折れながら続いています。枡形といいつつ、よく見る枡形虎口とは雰囲気が違います。何よりもこの高低差が防御力を飛躍的に高めています。

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本丸と蔵之城の間にある平場。重要な両曲輪をつなぐ空間として、ここも重視されていたのではないでしょうか?

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ここにパンフレットがおいてあります。

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蔵之城は発掘調査の結果が平面表示されています。また、曲輪の周囲を土塁がまわっている様子がよくわかります。

さらに西側にいくつか曲輪があったようですが、藪が深くて判別できませんでした。

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本丸へ。

大雨の影響なのか、表土が流出してしまっています。

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枡形虎口を抜けると本丸。

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土塁が一周しています。

削られて失われているところはありますが、よく残っています。

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曲輪間を移動する際に上り下りを強いられますので、想像以上に疲れました。

でもそれは、この城のすごさを体感したということでもあります。

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もう少し頑張って次に向かいます。

 

 

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