カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~大胡城~ 【2021.12.11】

昨日、12月11日の話です。

上野6:26発の前橋行に乗車しました。

f:id:nokanan_omi:20211212220817j:plain

 

前橋で下車。
中央前橋駅まで歩いて、9:00発の大胡行に乗車。

f:id:nokanan_omi:20211212220822j:plain

 

9:17に到着しました。

f:id:nokanan_omi:20211212220828j:plain



駅から北へ10分ほどで、この日最初の目的地、大胡城に到着。

f:id:nokanan_omi:20211212220834j:plain


城跡の入口は立派な埋門。というのは冗談で、往時の堀跡を車が通れるスロープに改造したようです。

f:id:nokanan_omi:20211212220839j:plain

 

坂を登ると二の丸。
南東隅に枡形が残されています。当時の二の丸正面はここだったものと思います。
クランク状の通路に、わずかに石垣がのこります。

f:id:nokanan_omi:20211212220846j:plain

f:id:nokanan_omi:20211212220853j:plain

 

西側の虎口。玉蔵院跡といわれる曲輪がこの先にあるので、当時の虎口かと思いましたが、傾斜や幅を考えると後世の改変の可能性が高そうです。
二の丸からの横矢がかかり、いかにもっていう雰囲気ですが。

f:id:nokanan_omi:20211212220900j:plain

 

 

本丸の虎口は西向きに空いています。坂虎口になっていて右側の土塁がひときわ大きく櫓台のように見えます。

f:id:nokanan_omi:20211212220907j:plain

 

本丸。段差があって、東側が若干高くなっています。
二の丸側の西側、南側の土塁は立派ですが、東側は切り取られてしまったようでのこっていません。

f:id:nokanan_omi:20211212220914j:plain

f:id:nokanan_omi:20211212220921j:plain

 

本丸を出て、北側の空堀

f:id:nokanan_omi:20211212220927j:plain

 

そのまま降りていくと、細い川が谷を形成しています。
この川が当時から存在していたのかはわかりませんが、舌状台地の先端部に占地している大胡城の縄張にとってキモになる地形だと思います。

f:id:nokanan_omi:20211212220933j:plain

 

 

城跡はさらに北に続いていました。北城とよばれる曲輪は現在幼稚園になっている由。
そしてこの道路は堀切の跡だと思いますが、その名残は全く感じられません。

f:id:nokanan_omi:20211212220939j:plain

 

幼稚園の北側の高台は近戸曲輪です。現在は大胡神社になっています。

f:id:nokanan_omi:20211212220945j:plain

 

本殿裏側には土塁が残ります。

f:id:nokanan_omi:20211212220952j:plain

 

そして、どの裏には大規模な空堀が残り、そこに架かる土橋は、車が通れる幅になっているものの、縄張的に当時から存在した虎口のような気がします。

f:id:nokanan_omi:20211212220958j:plain

f:id:nokanan_omi:20211212221004j:plain



大胡城は北から延びる舌状台地の先端にあります。
そのこと自体はよくある占地ですが、城内に2本の細い川を取り込んでいるのが珍しい気がします。
先ほどみた本丸北側と北城の間、もうひとつは二の丸と三の丸の間です。地形的にここに川が通るのは不自然な気がしますので、人工的なものかとも思いましたが、自分には判別できません。
本丸周辺と北側、南側、3つに分かれる縄張はそれぞれ独立性が高かったという話もあるようですが、縄張自体は本丸への求心性が高いものですし、細い川なので橋をかけることも難しくないはずなので、どこまで独立した性格を持っていたのかは難しいところだと思います。

城域の南端は、現在前橋市役所大胡支所になっています。台地の先端部で、南側は下り坂。
このあたりに大手があったといいますが、その面影をみることはできません。
支所の建物に続く道がクランク状になっていてドキッとしますが、気にしすぎですね。

f:id:nokanan_omi:20211212221009j:plain

 

 

↓よろしければクリックをお願いします。ささやかな励みになりますので。

 

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村