ただ、この影響は当初から想定されていたもの。予定された未来と言えます。
その時に備えてさまざまな準備を重ねていた北越急行。特急用車両は早々にJR西日本に売却した一方、超快速の運転など、高規格の設備を生かして、上越地方と東京との流動を少しでも取り込もうとする意欲も見せています。
しかし、思った以上に状況は厳しいようです。
11月1日の十日町駅。「おいこっと」から北越急行に乗り換えます。
特急停車駅であった十日町駅は、通過線を持つ1面3線。長いホームは持て余し気味で、くたびれてくすんでいます。
使われなくなった通過線の線路は踏面まで赤く錆びついています。
高速対応の架線設備は維持されているようですが、信号が生きているのかはよくわかりません。
入線した列車はイベント用の車両をつないだ2両編成。
十日町から20人以降乗り込んで、乗車率は4割ほどでしょうか?
休日の昼間ですが、乗車率は悪くありません。
特に十日町市にとっては、対東京の最速の移動手段であることは変わりなく、その地位は揺らいでいないようです。
イベント車両では「ゆめぞら」が上映されていました。
長いトンネル区間を生かして、プロジェクターで天井に映像を映すというもので、当時はかなり話題になりました。
映像は何種類かあるようです。天井にはイルカが乱舞しますが、いささか陳腐化した印象。
越後湯沢に到着。
上りの新幹線はE7系でした。
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