伊勢神宮内宮の門前町、宇治。外宮の門前町である山田。ふたつの地名が重なった当駅はその名の通り伊勢神宮観光の拠点として、1931年に開業しました。
当時としては珍しい高架駅。90年を経たその姿は年季が入っています。
観光の拠点駅としての工夫も随所に。そのひとつが駅の東側にあるスロープ。
その先にあるものは駅に入るとみることができるので後ほど。
高架駅でありながら、東側に出入口はありません。正面の西側との差にびっくりします。
正面にきました。
塔屋部。かつては火の見櫓の役割があったそうです。
鉄骨鉄筋コンクリート造の3階建て。全面にタイルが貼られ、装飾も細かい。
駅のコンコースも気品にあふれています。
天井が高く、広さも十分。この余裕が現在まで取り壊されることがなかった理由のひとつかと思います。
改札口は2階にありますが天井は低く少し手狭な印象。
でも各ホームへのエスカレーターなどバリアフリーにも何とか対応しているようです。
駅は3面4線。鳥羽・賢島へ線路がつながるのは西側の3番線4番線のみで、1番線2番線は頭端式となっています。
1番線の西側には先ほどのスロープからつながる道路があります。
かつてはバスを横付けしてホームから直接乗り換えることができたとのこと。
先端にはターンテーブルがあります。
操作盤はきれいな状態ですが、今も動くのでしょうか?
電車の時間まで構内をうろうろ。
昨日はこの後いろいろな近鉄特急に乗車しましたが。その話は別稿にて。
とりあえず、8:01発の急行に乗車します。
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