12月21日の横浜駅です。
相鉄・JR直通線が開業して空いた、ということはなくて、やっぱり混んでいます。
すぐに発車する急行は西谷駅に停車せず、その10分後の特急よりも2分後の普通が先
着みたいなので、普通に乗車しました。
13分で西谷駅に到着。
結構な人が15:12発の列車を待っています。
カメラを持った人が多いので、初乗り組も多いようです。
4分ほどで、羽沢横浜国大駅に到着しました。
新しくて立派な駅ですが、人の気配が希薄です。
それもそのはず、日中毎時片道2本ではにぎわいようがありません。
朝夕はもう少し活気があるのでしょうか?
タモリ倶楽部のロケで設置された駅名標。ちなみに、私はOAを見ていません。
2番ホームのJR方階段を下りたすぐの柱に設置されています。
駅に掲げられた運賃表です。
巷間話題になりましたが、JR側の次の駅は武蔵小杉ですが、武蔵小杉よりも鶴見の方
が運賃が安いという摩訶不思議な現象が起きています。
これは運賃計算上の分岐駅が鶴見駅になっているからで、その営業キロは8.8kmです。
余談ですが、この新線について相鉄は、相鉄新横浜線という名称をつけています。
(現状、新横浜にはいきませんが…)
一方JRの路線名は何でしょうか?
埼京線?埼玉まで足を延ばす列車が少ないので、少し違和感があります。
JRのホームページを見ると、「相鉄線直通」と書かれています。でも、「相鉄線直通
線」というのもなんかヘンですよね。
駅舎の外に出てみました。
目の前は神奈川県道13号横浜生田線、駅裏には東海道貨物線の横浜羽沢駅が広がりま
す。
駅の周囲は閑静な住宅街で、畑地も多いようです。
鉄道路線に恵まれない地域でしたが、今後、開発が進むのではないでしょうか?
駅の中に戻って、ホームの端から上り方向を見ます。
左右に分岐していく線路が、今回開業した「相鉄線直通線」。中央の線路が、2022年
度開業予定の新横浜への線路です。
片渡り線と出発信号機があることから、1番ホームでの折り返しが可能です。
一方、西谷方。片渡り線と出発信号機の配置から、2番ホームでの折り返しが可能だ
とわかります。
15:46発の新宿行きに乗車します。
発車した列車はすぐに東海道貨物線と合流。長いトンネルに入ります。
トンネルが途切れた時にはすでに鶴見駅の構内でした。
運賃計算上の新線は終了ですが、列車は止まりません。
東海道線、京浜東北線を越え、新鶴見機関区を横目に快走し、武蔵小杉駅の直前で品
鶴線に合流しました。
羽沢横浜国大駅から17分、その間の車窓は趣味的には十分楽しめるものでしたが、個
人的には相鉄〜JRの相互直通が大きく発展していくイメージがわきません。
もう少し本数が増えると使い勝手がよくなりそうですが、品鶴線の線路容量がひっ迫
していることを考えると、これ以上の増発は難しそうです。
鶴見駅から東海道線に乗り入れて、品川や東京、上野発着とすれば、少しは増やせる
かもしれませんが、ダイヤがややこしくなりすぎて収拾がつかなくなりそうですし、
2022年度に東急と相鉄の直通が始まると、メインのルートはそちらになるはずなの
で、運転本数を増やすための投資には若干ためらいもあります。
悲観的な見方をすれば、今後、運転本数の削減、運行時間帯の縮小(朝夕のみとか)
もあり得ると思っています。
山手線の西側は東横線〜副都心線のルートで代替可能であり、JR直通の削減が利便性
の低下につながるわけではないですし、
相鉄としても、東急直通に誘導する方が運賃収入が多くなるので、JR直通に誘導しよ
うとする積極的な動機がありません。
鶴見駅にホームを新設したり、その間に新駅を作ったり、いろいろやってみたいこと
はあるのですが…
ネガティブすぎますかね?
乗車区間:「相鉄・JR直通線」(羽沢横浜国大〜鶴見)
乗車キロ:8.8km
進捗率:100%
残り区間:なし
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