8月13日、三笠鉄道記念館から三笠市民会館に戻って、12:36発のバスに乗車。
バスは幾春別川に沿って登っていきます。目の前に山が立ちはだかり、平地が尽きたところが終点、幾春別町です。
ここは、旧国鉄幌内線幾春別駅跡に整備されたバスターミナル、きれいに整備され、駅の面影は感じられません。
駅跡の先には、広い空き地。この辺りには、幾春別炭鉱の選炭場があったとのことですので、当時は線路が敷かれ、貨車がひしめき合っていたものと思います。
片隅にあったホーム跡のような遺構。貨物用ホームでしょうか?
まずは、三笠市立博物館に向かいます。
が、この時点で私は重大なミスをしています。この時は知る由もありません。
博物館の中は、アンモナイトの化石だらけ。相当すごい展示かと思いますが、私にはその真価がわかりません。
もちろん、炭鉱関係の展示もあります。
幾春別川を渡って、野外博物館と呼ばれるエリアに向かいます。
ここには地層、断層、露頭…地質的に興味深いものがたくさんありますが、
個人的な興味の対象は、旧幾春別炭鉱錦立坑櫓にあります。
立坑櫓には北炭の社章が残ります。
巻揚室の中は、陽が注いで不思議な雰囲気でした。
櫓の下には、坑口も残っています。
旧錦坑坑口はふさがれてはいるものの、今も水がわき続けています。
ここで引き返してもよいのですが、せっかくなのでもう少し奥まで行ってみましょう
この遊歩道は、森林鉄道の線路跡だそうです。トンネルもありました。
遊歩道の終点まで来たので引き返します。
幾春別の街に戻ってきました。
ここからは、炭鉱があった時代の名残を探しながら散歩します。
まずは、幾春別橋。
1926年に造られたコンクリート橋で、幾春別炭鉱の炭住と幾春別市街地の行き来に欠かせないものでした。
橋を渡ったところは、炭住が並んでいた地域です。
幾春別神社。
幾春別の市街地は、当時の雰囲気がまだかすかに残っています。
その市街地の向こうに住友奔別炭鉱立坑櫓がそびえています。
赤平炭鉱の立坑櫓とよく似た姿をしています。
両者は兄弟のような関係で、奔別の改良版が赤平、と赤平では説明していました。
奔別炭鉱は老朽化で危険なため、近くまで行くことができません。
敷地の外から見るしかありませんが、それでも満足です。
時刻は15:30過ぎ。2時間半歩き回りましたのでくたびれました。
バスの時間まで30分ほどありますので、バス停前のコンビニで飲み物を買って休憩することにします。
!?
何故気が付かなかったんだーーー!!
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