クロフォード公園を出て、旧幌内駅に向かって歩いていきます。
道の右側には幌内線の廃線跡。1882年に開業したという由緒正しきこの線路は、1972年に旅客営業が廃止された後も、幌内炭鉱からの石炭を輸送する貨物線として1987年の幌内線全線廃止まで営業を続けました。
廃線跡を利用したトロッコ列車が運行されているため、線路は今も維持されています。
左側に目を移すと、炭住が立ち並んでいた空き地に繁茂する雑草たち。
20分ほど歩くと、遠くから蒸気機関車の汽笛が聞こえ、人の気配がしてきました。
動態保存されている、産業用タンク機関車S-304が動き出すところでした。
幌内駅跡に造られた三笠鉄道記念館には、数多くの保存車両が所狭しと並んでいます。
個々に言及するのはタイヘンなので、写真の羅列で勘弁してください。
道路を挟んだ駐車場にも保存車両がいくつかあります。
看板によれば、保存車両のほとんどがJR北海道から貸与されているものだそうです。
そして、保存車両エリアは入場無料です。
建物の中にも入ってみましょう。
館内の展示物は有料です。入館料530円なり。
展示内容は年季が入っていますが、とても充実しています。おすすめです。
記念館の喧噪を離れて、幌内の町へ行ってみます。
雑草の茂る空き地と朽ちて倒壊した家屋、そこには異質の時間が流れていました。
さらに奥に進めば旧幌内炭鉱の遺構がいろいろ残っているようです。
しかし、そこまで行く時間はありません。次回以降の課題ということにして、バス停に向かいます。
が、バスが来るまで30分以上あります。仕方ないので、歩いて戻ることにしました。
三笠の中心街から往復で6km近くを徒歩、はっきり言ってバカですね。
でも、頑張って歩いたおかげで、1時間早いバスに乗れました。
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