カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

ジェイ・アール北海道バス 深名線

深名線は深川と名寄を結んでいたJR北海道の路線です。
代替道路が未整備という理由で国鉄再建法の特定地方交通線の指定を免れJR北海道に継承され運営されていました。

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手元に1991年の「北海道ダイヤ」があるので見てみると
深川~幌加内は4往復、朱鞠内~名寄は3往復しかありません。
しかも、全線乗り通せるのは2往復しかなく、しかも1往復は朱鞠内で数時間の待ち合わせが発生しています。

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その後代替道路の整備が進んだため、1995年に廃止。
現在はジェイ・アール北海道バスによって代替バスが運行されています。



8月10日、名寄駅からこのバスに乗ってみました。13:00発の便です。
30分ほど前からバス停で並んでいましたが、乗車したのは私一人でした。

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運転手さん曰く、平日は4~5人の利用があるが休日はゼロのことも多い、とのこと。
途中、名寄市内で1人、朱鞠内で1人利用者がありましたので、利用者は結局3人。
いつもよりは多いですね。


バスは人跡まばらな緑の中を走っていきます。
そんな強烈な自然に飲み込まれてしまったのか、深名線の路盤はほとんど確認ができません。

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途中、朱鞠内でトイレ休憩。

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橋梁や駅など深名線の遺構は撤去が進みあまり残っていないとのことです。
それでも、添牛内、政和、沼牛の3駅は駅舎が残っており車内からも確認できました。
国鉄の駅舎の典型のような建物です。(写真は沼牛駅です)

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また、第三雨竜川橋梁が地元の保存会の手により保存されています。
定期的に手入れをしているせいか、保存状態は良好です。

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バスの終着は幌加内となっていますが、同じバスがそのまま深川行きになりました。
(ただし、幌加内までの運賃を精算する必要あり)
幌加内からはバスの本数も増えますので、名寄側よりは厚い流動があるみたいです。
私の乗っているバスも乗客が4人になりました。

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そして終点の深川駅。所要時間約3時間20分。ほぼ定刻での到着でした。

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