2023年3月31日、留萌本線の石狩沼田~留萌が廃止されました。
残った深川~石狩沼田も3年後の廃止が決まっていますので、命運は完全に尽きたということでしょうか。
私が留萌本線に乗車したのは、2011年8月11日のことでした。
まずは深川駅。
留萌本線はキハ54のイメージが強いです。
このころは、廃止が具体化する前のため、車内はいたって穏やか。
留萌までの沿線風景です。
写真がひどいのは、私のウデのせいです。ご容赦ください。
留萌に到着。
この日はデジカメの調子も悪くて、ヘンな筋が入ってしまっています。
当日は気が付きませんでした。
2016年に廃止された増毛へ。
車窓に日本海を望みます。
増毛に到着。
映画の舞台にもなった終着駅は1面1線。
駅前の建物からはかつての栄華を伝わってくるようです。
留萌以南は札幌に一極集中の北海道にあって、札幌に背を向けたような線形が不思議でした。
石狩市を通って札幌と増毛を結ぶ鉄道の構想があったと思います。それが実現していれば、違った未来があったのかもしれません。
折り返します。
深川に戻ってきました。
夕張線、日高本線、留萌本線と廃止が相次ぎ、北海道の路線図が一気に寂しくなってしまいました。
石北本線や宗谷本線、釧網本線も苦境が伝えられ、北海道新幹線の並行在来線である函館本線は、物流の大幹線である函館~長万部も存廃論議に揺れています。
地域内だけではなく、地域間の流動を担っている路線の存廃は大げさではなく、国家戦略の問題だと思うのですが、国も道も腰が重いまま。
2024年問題も取り沙汰される中、この動きはあまりの不可解です。戦略が欠如しているとしか思えません。
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