北陸鉄道 前編 【浅野川線】

北陸鉄道は石川県内に石川線と浅野川線という２つの路線を持つ地方私鉄です。
かつてはこのあたり一帯の私鉄路線を一手にひきうけた地方私鉄の雄でしたが、路線廃止、縮小が繰り返された結果現在の姿になりました。

浅野川線のターミナル、北鉄金沢駅は地下にあります。
JRの金沢駅に直結ですので便利です。
1面2線で、日中は1線のみ使用し、反対側は停泊に使われています。
列車は30分間隔。旧京王井の頭線のステンプラカー2両編成です。

2013年12月28日、はくたか1号で金沢に到着した私は、12:00発の内灘行に乗車しました。
乗客は20人ほどです。休日の昼間であることを考えればなかなかだと思います。

駅を発車するとすぐに地上に出て、建設中の北陸新幹線、北陸本線の線路をくぐります。
そして、すぐに、七ツ屋駅。その後も１～２分間隔でこまめに停車します。
ほぼ中間付近の三ツ屋駅で反対からくる列車と交換。
粟ヶ崎駅手前で大野川をゆっくりとわたり、終点内灘駅に到着。所要時間は17分でした。

内灘駅は片面ホームに瀟洒な駅舎が立つ終着駅。駅前にあるバス停へは傘なしで行くことができます。
バスとの連携はよく考えられており、北鉄金沢駅の時刻表に接続の有無が記載されています。

内灘駅には車庫も併設されており、8000系が休んでいました。
浅野川線は8000系で統一されており、wikiによると5編成10両所属しているそうです。
営業運転中の2本と北鉄金沢駅と内灘駅に停泊中の2本以外に見かけませんでしたが、
残り1本はおそらく内灘駅の検修庫の中に入っていたものと思います。

内灘滞在13分で折り返し。
17分で北鉄金沢駅に戻りました。

≪後編へつづく≫

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