カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

【長期拡散連載】JR全線完乗への道⑫ ~おおさか東線~

いささか古い話で恐縮ですが、大阪に出張した8月6日の話です。
この日は、少し早起きして早めの新幹線に乗車。新大阪には9時半過ぎに到着しました。

 

早速2番線ホームへ。

2019年3月16日に開業したおおさか東線の北区間に初乗車です。

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入線してきたのは、201系6両編成。最新の鉄道路線に古豪、なんだか不思議な感じです。

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9:52に発車した列車には、各車両20人ほどの乗客。
東淀川駅の横を通過し、神崎川を渡ると、急勾配で高架橋に駆け上がり、急曲線で京都線の線路を跨ぎます。

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そのまま南吹田。さらに神崎川をもう一度わたって、ようやく線路がまっすぐになりました。

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淀川を渡る赤川鉄橋は、歩道橋が併設され、鉄道道路併用橋として使用されていた世にも珍しい橋でした。
おおさか東線建設に伴う複線化工事により、歩道部分は廃止されてしまいましたが、鉄橋自体は1929年に架橋されたときのものをそのまま使用しています。
ところどころ錆が浮いた鉄橋と最新の鉄道路線、なんともアンバランスな感じがします。

 

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新大阪発車時には閑散としていた車内も駅に停まるたびに乗客が増えてそこそこの乗車率になりました。
大阪の外縁部を結ぶ環状線としての役割を立派に果たしているようです。

 

鴫野で学研都市線に合流。放出から先の南区間は2008年に開業しましたので、乗車済みですが、せっかくなので久宝寺まで向かいます。

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久宝寺には10:26に到着。

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すぐにやってきた大和路快速に乗り換え。仕事に向かいました。

 

 

乗車区間おおさか東線(新大阪~放出)
乗車キロ:11.0km
進捗率:100%
残り区間:なし

 

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幾春別そぞろ歩き

8月13日、三笠鉄道記念館から三笠市民会館に戻って、12:36発のバスに乗車。
バスは幾春別川に沿って登っていきます。目の前に山が立ちはだかり、平地が尽きたところが終点、幾春別町です。
ここは、旧国鉄幌内線幾春別駅跡に整備されたバスターミナル、きれいに整備され、駅の面影は感じられません。

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駅跡の先には、広い空き地。この辺りには、幾春別炭鉱の選炭場があったとのことですので、当時は線路が敷かれ、貨車がひしめき合っていたものと思います。

片隅にあったホーム跡のような遺構。貨物用ホームでしょうか?

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まずは、三笠市立博物館に向かいます。
が、この時点で私は重大なミスをしています。この時は知る由もありません。

 

博物館の中は、アンモナイトの化石だらけ。相当すごい展示かと思いますが、私にはその真価がわかりません。

もちろん、炭鉱関係の展示もあります。

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幾春別川を渡って、野外博物館と呼ばれるエリアに向かいます。

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ここには地層、断層、露頭…地質的に興味深いものがたくさんありますが、
個人的な興味の対象は、旧幾春別炭鉱錦立坑櫓にあります。

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立坑櫓には北炭の社章が残ります。

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巻揚室の中は、陽が注いで不思議な雰囲気でした。

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櫓の下には、坑口も残っています。
旧錦坑坑口はふさがれてはいるものの、今も水がわき続けています。

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ここで引き返してもよいのですが、せっかくなのでもう少し奥まで行ってみましょう

この遊歩道は、森林鉄道の線路跡だそうです。トンネルもありました。

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遊歩道の終点まで来たので引き返します。

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幾春別の街に戻ってきました。
ここからは、炭鉱があった時代の名残を探しながら散歩します。

 

まずは、幾春別橋。
1926年に造られたコンクリート橋で、幾春別炭鉱の炭住と幾春別市街地の行き来に欠かせないものでした。

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橋を渡ったところは、炭住が並んでいた地域です。

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幾春別神社。

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幾春別の市街地は、当時の雰囲気がまだかすかに残っています。

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その市街地の向こうに住友奔別炭鉱立坑櫓がそびえています。

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赤平炭鉱の立坑櫓とよく似た姿をしています。
両者は兄弟のような関係で、奔別の改良版が赤平、と赤平では説明していました。

 

奔別炭鉱は老朽化で危険なため、近くまで行くことができません。
敷地の外から見るしかありませんが、それでも満足です。

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時刻は15:30過ぎ。2時間半歩き回りましたのでくたびれました。
バスの時間まで30分ほどありますので、バス停前のコンビニで飲み物を買って休憩することにします。

 

!?

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何故気が付かなかったんだーーー!!

 

 

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かみなか 【駅名しりとり239】

上中JR西日本

 

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若狭地方は、鉄道の不便な土地です。
京阪神に出るときは、敦賀経由でも、舞鶴経由でも遠回り。おまけに、小浜線は電化されているとはいえローカル線には違いなく、スピードはそれほど速くなく、本数も多くありません。

 

そんな若狭地区の切り札として、長年構想されていた「琵琶湖若狭湾快速鉄道」。湖西線近江今津駅から山を越えて20km、若狭側の接続駅が、この上中駅の予定でした。
一時期は、建設運動がかなり盛り上がっていたようですが、最近はかなり下火になったようです。
北陸新幹線小浜市付近を通り、駅が建設されることが決定したため、快速鉄道の意義が相対的に薄まってしまった、というのが表向きの理由ですが、
高速道路が作られ、陸上交通の主役が車に移ったことで、「鉄道が来ても、あまり便利にならないからいらないなぁ~」というのが本音かもしれません。

 

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三笠鉄道記念館

クロフォード公園を出て、旧幌内駅に向かって歩いていきます。

 

道の右側には幌内線廃線跡。1882年に開業したという由緒正しきこの線路は、1972年に旅客営業が廃止された後も、幌内炭鉱からの石炭を輸送する貨物線として1987年の幌内線全線廃止まで営業を続けました。
廃線跡を利用したトロッコ列車が運行されているため、線路は今も維持されています。

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左側に目を移すと、炭住が立ち並んでいた空き地に繁茂する雑草たち。

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20分ほど歩くと、遠くから蒸気機関車の汽笛が聞こえ、人の気配がしてきました。

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動態保存されている、産業用タンク機関車S-304が動き出すところでした。

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幌内駅跡に造られた三笠鉄道記念館には、数多くの保存車両が所狭しと並んでいます。
個々に言及するのはタイヘンなので、写真の羅列で勘弁してください。

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道路を挟んだ駐車場にも保存車両がいくつかあります。

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看板によれば、保存車両のほとんどがJR北海道から貸与されているものだそうです。
そして、保存車両エリアは入場無料です。

 

建物の中にも入ってみましょう。

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館内の展示物は有料です。入館料530円なり。
展示内容は年季が入っていますが、とても充実しています。おすすめです。

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記念館の喧噪を離れて、幌内の町へ行ってみます。
雑草の茂る空き地と朽ちて倒壊した家屋、そこには異質の時間が流れていました。

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さらに奥に進めば旧幌内炭鉱の遺構がいろいろ残っているようです。
しかし、そこまで行く時間はありません。次回以降の課題ということにして、バス停に向かいます。
が、バスが来るまで30分以上あります。仕方ないので、歩いて戻ることにしました。

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三笠の中心街から往復で6km近くを徒歩、はっきり言ってバカですね。
でも、頑張って歩いたおかげで、1時間早いバスに乗れました。

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クロフォード公園

夏休みの話、もう少し続きます。

 

旭川に宿泊して、翌8月13日、6:00発のライラック4号に乗車します。

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1時間ほどの乗車時間で、岩見沢に到着。
駅直結のバスターミナルから幾春別町行のバスに乗り込みます。

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三笠市民会館まで40分ほど。ここで三笠市営バスに乗り換えます。
が、事前に調べていた時間にバスがありません。
よく見ると、北海道中央バスは休日ダイヤですが、市営バスは平日ダイヤで運行しているようです。
休日ダイヤだと早合点してしまったのが失敗でした。

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時間がもったいないので、歩いていきましょう。

 

三笠の市街地を抜け、幾春別川を渡ると保存された鉄道車両が見えてきました。旧国鉄幌内線三笠駅跡、現クロフォード公園です。

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跨線橋とホームの遺構に、かつて石炭列車をけん引したDD51
後ろにつながる貨車はホキ700にホキ2200。石炭貨車ではないのが少し残念です。

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そして、ここの最大の目玉は、幾春別方の旧本線上に保存されたキハ82です。
しかも、食堂車やグリーン車を含む6両編成。現役時代さながらです。

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惜しむらくは、キハ80とキロ80+キシ80の連結順が逆であること。

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そして、あまざらしなので腐食が進んでいることが気がかりです。

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クロフォード公園の裏側、カーブする空き地は、三笠駅で分岐して幌内炭鉱へ続いていた貨物線の跡です。
この廃線跡に沿って旧幌内駅に向かいます。

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