カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

【長期拡散連載】JR全線完乗への道⑭ ~西九州新幹線~


長崎駅前に宿泊して翌5月2日、昨年9月に開業した西九州新幹線に初乗車です。

 

新幹線、在来線とも高架化は完了しましたが、駅前の整備は途上。

 

近くにはVファーレン長崎のホームスタジアムを含む「長崎スタジアムシティ」構想も具体化していますので、この先数年でこのあたりは大きく変化するものと思います。

 

 

新幹線ホームは2面4線。天井が高く、淡い光が差し込む明るい雰囲気です。

1時間に1本~2本という運転本数を考えると過剰に思えます。武雄温泉が1面1線で他の駅もすべて棒線駅ですので、異常時対応という側面もあるのだと思います。

 

始発列車は6:17発。武雄温泉で乗り継ぐと7:55に博多に到着します。

 

指定席は、4列シートでゆったりですが、自由席は新幹線標準の5列シートです。
座席は色以外東海道山陽新幹線のN700Sと同じ。特別感がないというのはわがままですね。
GWの谷間のせいなのか、各車両に乗客は数人。普段はもっと多いのでしょうか?

 

諫早でまとまった乗車があり、その後新大村でも乗客を増やしました。

 

武雄温泉には30分ほどで到着。

 

みどり(リレーかもめ)2号とは対面での乗り換えです。

時刻表上では乗り換え時間4分ですが、思った以上に余裕がありました。



西九州新幹線の開業により博多~長崎の所要時間は30分~40分ほど短縮されました。

それでも、新幹線区間が70kmと短く速達効果は限定的で、しかも、いくら対面とはいえ武雄温泉での乗り換えが必要なのも不便です。

これまでの経緯もあって、武雄温泉~新鳥栖の開業は当分先でしょうから、将来出戻り作業になってもスーパー特急方式の方がはるかに便利だったかと。

 

フリーゲージトレインが実用化できなかったことが悩みを深くしています。

大阪や博多から新幹線を直通させるには、新鳥栖までフル規格で整備するしかなくなってしまいました。そのため佐賀県に新幹線を受け入れさせようという動きが活発になっていますが、そもそも、佐賀県フル規格新幹線を求めてはいないという経緯を踏まえると、その議論は恣意的で誠実にかけるといわざるを得ません。

 

そして、整備新幹線の建設と並行在来線の存廃が地方公共団体の判断にゆだねられている今のスキームそのものにも問題があるように思います。

いうまでもなく、新幹線の影響はその地域にとどまるものではありませんし、並行在来線だって、貨物など広域の流動を担っている路線も多々あります。

国土全体への影響を鑑みれば、これは国が主導すべき案件です。JRという民間企業や地方公共団体が担える内容ではありません。

 

もっと国が責任を果たすべきではないでしょうか。

 

 

乗車区間:西九州新幹線(長崎〜武雄温泉)
乗車キロ:69.6km
進捗率:100%
残り区間:なし

 

 

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