世間的には「FUJIFILM SUPER CUP」がシーズン開幕の合図ですが、
ジェフサポはちばぎんカップで新シーズンの幕開けを実感します。
真冬とは思えないような暖かな日差しの中、第27回ちばぎんカップが柏レイソルのホーム、「三協フロンテア柏スタジアム」で行われました。
以下は、若干の感想です。
小林慶行監督が就任した今年ですが、守備面の意識は昨年から継続しているようです。
試合開始からボールはもたれるものの、集中した守備で危険な場面をつぶしていたので、怖さは感じませんでした。
ただ、サイドの守備に課題がありました。深いところからクロスで揺さぶられると脆い。2失点はいずれもサイドのクロスの折り返しから崩れてしまいました。
4バックなのか3バックなのかという根本的なところから人選まで、試行錯誤が必要な状態。ただ、開幕の時にはこの日に見せなかったオプションを見せてくれるのでしょう。たぶん。
攻撃面は、3点とったものの、いずれも相手のミスが絡んでおり、自らアクションして点を取りに行く形がみえなかったのが若干心配です。ボールを持ってからシンプルにシュートまでもっていく形をいくつか用意したいところです。
前半、ジェフがボールを持つと、不自然なまでに右サイドに預けていました。流れの中で仕方なしなのかと思いましたが、末吉を去年までの左ではなく右においていたので、明らかに狙ってやっていたことだと思います。
ゆえに常に、左サイドバックの矢口に前には広大なスペースが生まれていました。矢口がボールを受けた際にもう少しうまくやれば、攻撃面のオプションのひとつになったかもしれません。
ただ、シーズンを見据えた戦術のようには思えないんですよね。対柏用というか対ネルシーニョ用として用意したもののような気がしています。
CFWなど、いくつかの補強ポイントを積み残していること、純粋CFWタイプがおらず強引に点を取りに行くオプションがないこと、監督が1年目であることなど、これまでに比べて不安に感じる部分が多いのが正直なところ。
でも、どんな形であれ良い結果を得ることができましたので、これを弾みにシーズンに突入できればと思います。
2023.2.12 ちばぎんカップ
ジェフユナイテッド千葉3-2柏(日立台)
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