カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~高取城~ 【2022.8.10】  1/2

8月10日、6:00発のぞみ1号は乗車率70%位でした。夏休みですが、空席が目立ちます。
京都で近鉄特急に乗り換えます。

 

橿原神宮前吉野線に乗り換え。

 

9:52着、壺阪山で下車しました。

 

 

この日の目的は高取城。日本屈指の巨大山城として有名です。国指定史跡。日本100名城
比高は350mを越えており、城下町から4km以上離れているという立地も特殊です。
そして、その険しさに違わず、公共交通機関に恵まれていません。
壺阪寺までバスがありますが、そこから徒歩1時間近くかかるうえ、バスの本数も平日は最低限になってしまいます。
車で行けば手っ取り早いというのはわかっているのですが・・・

 

この日は平日のため、壷阪寺へのバスは出たばかり。
タクシーの利用も考えましたが、駅前に姿はありません。
というわけで、歩きます。もともと、歩くつもりだったので計画通りですね。

 

 

駅前通りは懐かしい雰囲気。

 

中街道を渡って右折すると、風情のある街並みが続いていました。

 

道は緩やかな登り坂。城跡までまっすぐ続いています。

 

児童公園にあるのは松ノ門。屋根が失われ、冠木門のような姿に。

 

やがて、家がまばらに。
「正しい日本の夏」というような風景が広がっていました。

 

駅から50分ほどで上子島沢砂防公園に到着。ここから先に公衆便所はないとのことなので、ここで小休止します。

 

 

ここから、坂が急になりました。

このあたりには、黒門という外郭に門があったとのこと。意識せず通り過ぎてしまいました。

 

車道はここまで。

 

沢に沿って登山道が続いています。

 

ジグザグと斜面を登り標高をあげていきます。ここは七曲りと呼ばれるところ。斜面をうまく削って道を通しています。

 

木橋の橋台は石垣になってます。当時から使われ続ける城道であることを実感しました。

 

一升坂と呼ばれる急坂を登ると、二ノ門手前の猿石に到着しました。
とぼけた表情の猿です。明日香村から持ち込まれたと推定されているとのこと。
高取城の石垣には古墳からの転用石が数多く使われているので、一緒に運ばれてきたのではないかと思いますが、いかが?


二ノ門

 

その左側には水堀です。山城においては類例が少ない水堀ですが、谷筋の地形をうまく利用して作った溜池というのが正解かと。

 

二ノ門からさらに坂を登ります。
道の両側には曲輪が連なっているはずですが、藪で判別は難しいです。

 

矢場門の手前を右折して国見櫓跡へ寄り道。
この日は靄がかかっていましたが、大和盆地が一望のもとに。条件が良ければ、遠く大阪市街、遠く六甲まで一望できるとのこと。
夜景も素晴らしいと思います。ただ、城内に街灯などないので、帰り道は怖い思いをすることになりそうです。


ここで小休止します。

 

 

 

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