カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~福岡城~ 【2019.4.30】

ダラダラ続いたGWの話も終盤戦です。
4月30日、福岡の上空は厚い雲が覆い、雨が降ったりやんだり。パッとしない天気が続いています。
大濠公園駅に近いホテルから、福岡城に向かいます。


水堀の向こうに見えるのは、大手口にあたる、下之橋御門。かつては渡櫓が失われて高麗門のようになっていましたが、2000年の火災により焼損後、2008年に渡櫓も含めて復元されました。

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石垣の上にあるのは伝潮見櫓。実際には潮見櫓ではなく、本丸裏御門の横にあった太鼓櫓という説が有力になっているようです。

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城内に移築されている旧母里太兵衛長屋門

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同じく移築された名島門。旧名島城の貴重な遺構です。

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二ノ丸から本丸へ。

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本丸の北東隅にある、祈念櫓。鬼門にある櫓ですが、不思議な意匠をしています。
北九州市の大正寺に移築されていたものを再移築したものですが、大正寺時代に改変されてしまったためでしょうか?

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本丸の奥には巨大な天守台があります。

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その天守台まで登ってきました。展望台になっていて眺めがすばらしい。

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穴倉を持つ巨大な天守台です。5層以上の巨大な天守の存在を彷彿とさせますが、実際に天守は建てられなかった、というのが従来の通説でした。
しかし、ないと思われていた天守の存在をうかがわせるような史料が発見されたことから、その通説が揺らぎ、再び議論が活発になっています。
推定復元した天守の模型を作ったり、CGにしたりと、一部の人たちはノリノリですが、論争に決着をつけるようなネタは見つかっていないというのが現状みたいです。
木造復元も視野に入れて史料を探しているみたいですが、復元できるほどの史料を得るのは難しいように感じます。

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本丸の南側、半ば独立したような曲輪は南ノ丸です。
ここには南丸多聞櫓があります。

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両端に隅櫓をともなった櫓はかなり巨大です。写真に納まりきらない。

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上之橋御門の跡を見て、地下鉄の赤坂駅まで歩きました。

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このあと、空港に行く前に崇福寺に寄り道しました。
地下鉄箱崎線千代県庁口駅から5分ほどのところです。

ここの山門は、福岡城本丸表御門を移築したもの。城郭建築らしい、武骨な外観がとても魅力的です。

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崇福寺は、福岡藩黒田家の菩提寺になっている巨大寺院。境内には、黒田家歴代墓所、名島城からの移築と伝わる唐門など、見るべきものがいろいろあります。
が、時間を追うごとにひどくなる雨に負けて、山門の写真だけ撮影して帰った私はそのすべてを見逃しました。。。
もったいないことをしたものです。


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