カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~南部藩モロラン陣屋~ 【2019.8.11】

伊達市の「舟岡」から乗車した室蘭行きのバスを、室蘭港の湾口に架かる白鳥大橋のたもと近くにある「陣屋」というバス停で下車しました。

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バスに乗っている間に雲が厚くなり、バスを降りた時には霧雨になっていました。
おまけに、風が強く、そして冷たい。半袖では鳥肌がたってしまいそう。 

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急いで、バス停から5分ほどの室蘭市民俗資料館(とんてん館)に逃げ込みます。

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室蘭市の考古学的、民俗学的資料が収蔵されているこの資料館、年季が入っているものの、豊富かつ雑多な収蔵品と展示内容が不思議に魅力的です。しかも無料。
学芸員の方もとても親切で、来館者ひとりひとりに声掛けをしていたのが印象的。私は雑談した程度でしたが、ほかの来館者とは長時間、民俗学的な話をしたりしていました。

 

 

小一時間の見学ののち、お目当ての国指定史跡「南部藩モロラン陣屋跡」へ。
資料館のすぐ横の細い道を登っていきます。 

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途中、竪堀のような怪しい地形を発見。人工的なものに見えますが、当時掘られた堀の跡でしょうか? 

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やがて視界がひらけ、目の前には芝で覆われた土塁と堀、そして虎口。
この虎口は搦手に当たります。

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土塁の外側を回り込んでみましょう。

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すると、海に面した南側にも虎口。先ほどより堀が深く、土塁も高く見えます。
虎口の前にも低い土塁があり、二重になっていました。

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ここにはいろいろな看板も集まっていますので、一応ここが正面=大手にあたるみたいです。

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城内にはいってみましょう。

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内側は発掘調査の成果を踏まえた、建物跡の平面表示。そして土塁に囲まれているのがよくわかります。 

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北側の土塁がひときわ高いです。登ってみると、その外側には細い横堀がありました。
斜面に作られているという地形の制約上、この土塁の高さは必然なのですね。

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バスを降りてから2時間弱、この間、霧雨がやむことはありませんでした。
15:44のバスで東室蘭駅へ。16:38発のすずらん9号で新札幌に出ました。
さらに地下鉄を乗り継いで、この日は中島公園駅近くのホテルに泊まりました。 

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