武蔵丘短期大学から乗った鴻巣駅行のバスを逆川一丁目で下車。
住宅街の中を、鴻巣高校を目指して歩いていきます。
校庭のすぐ横、こんもりとした雑木林が目的地、箕田城です。
「源経基館」と書かれていますが、たぶん嘘。遺構が平安時代までさかのぼる可能性はほぼないみたいです。
堀底を歩いていきます。
かなり埋まってしまっているものと思いますが、保存状態は悪くありません。
北東の隅は、入隅になっていて横矢がかかるようになっています。
曲輪内へ。手入れが行き届いていて歩きやすく、三方を土塁が囲む様子もよくわかります。
土塁の上が広く、櫓台のようになっているところに、「六孫王経基城址」の石碑があります。この土塁も石碑設置のために改変されたものだと思います。
土塁が少し低くなっているところ。ここが当時の虎口でしょうか?
城跡を出て、荒川の河川敷まで足を延ばしてみました。
土手の上から見る城跡。河岸段丘の縁という選地がよくわかります。
ただ、木々がこんもりしているので相当な崖に見えますが、見た目ほどの高低差はありません。
目線を180°うつすと、広大な河川敷が広がります。この辺りは川幅日本一として売り出しているところでもあります。
台風19号のときは、この河川敷が水であふれかえったとのことです。その痕跡は今も堤防にはっきりと残っていました。
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