10月3日、早起きしてたどり着いた、朝の土浦駅。
7時10分発の下妻駅行きのバスに乗車しました。
30分ほどの乗車時間で到着したのは、宝篋山入口。
古い集落の路地を抜けて、小田城までは歩いて10分ほどです。
目の前に立派な堀と土塁があらわれました。
本丸東側の曲輪です。
発掘調査の成果を踏まえてきれいに整備されています。
本丸の櫓台が張り出して虎口に横矢がかかるようになっています。
本丸は居住空間や庭園などが機能的に配置されていました。
中心を狭い空堀のようなものが通っており、区画を分けていますが、これは排水溝だったようです。
南側の虎口です。低い石積みが土塁の崩落を防いでいました。
南西側の馬出です。
土塁の袖を細い道が通っていますが、土浦と岩瀬を結び、1987年に廃止された筑波鉄道の廃線跡に作られた自転車道です。
当時は、城跡の中心部を一直線に貫いていましたが、遺構の整備に伴い移設されました。
本丸南東隅の土塁からみた廃線跡。
この櫓台も立派です。現在祠が建っていますが、当時な何かしらの物見の為の建物があったのではないでしょうか?
本丸側を見たところ。
北東隅の櫓台に登ってみました。
最初に来た虎口に強烈な横矢がかかっています。
北の虎口も同様。
整備されたエリアの外側にも遺構が広がります。
発掘、整備、保存が進んで、この巨大城郭の全貌が少しでも見えてくるようになれば面白いと思います。
大規模にやると立ち退きを伴うことになり、難しいとは思いますが。
城跡から歩いて5分ほどの常陸小田駅跡には「小田城跡歴史ひろば案内所」というガイダンス施設があります。
通常であれば、先に来て情報収集する方がよいと思います。
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