米子駅は工事中。
清々しい初夏の青空の下、歩いて10分ほどで湊山の下に到着。山上の石垣が映えています。
三の丸跡にあった野球場は解体されていました。埋められた堀などを復元すると雰囲気が良くなると思うのですが。
二の丸の入り口は、巨大な外枡形。
石段を登ると、旧小原家長屋門。1953年に城下から移築されたものです。
二の丸跡はテニスコートに。裏にある石段を登ります。
5分ほど登ると、鞍部に出ました。
左手の方に行けば本丸ですが、先に内膳丸へ。
北に張り出した尾根の先端部を石垣で囲み大きな平場を生み出しています。
山上の石垣が良く見えます。
先程の鞍部に戻ってきました。
ここには、城の西側からの登山路が合流し、虎口があります。
虎口の石垣はそのまま斜面を登っていきます。
日本では珍しい登り石垣。伊予松山城のものが規模が大きく立派ですが、彦根城や洲本城にも見ることができます。
本丸下の腰曲輪に到着しました。天守台の石垣が見事。
四重櫓台を回り込んで本丸へ。
天守台は本丸とほぼ同じ高さ。礎石が残ります。
天守台から見た四重櫓台。
四重櫓は吉川広家が建てた初代天守と言われます。
その後、中村一忠が改めて4重5階の天守を建てたことにより、2つの天守が並び建つ独特の景観が生まれました。
この両天守を復元するという計画があるようです。実現すれば山陰のシンボルになる景観が生まれると思いますが、遺構の破壊を伴うことになるので、何とも言えないところ。
期待したいとは思いますが。
天守台からは米子市街が一望のもとに。
樹々が途切れたところが内膳丸です。位置関係がわかりやすい。
帰りは本丸西側の虎口から。
その先の虎口には水手御門という名前があるようです。
そのまま山道を下っていくと、平場に出ました。
当時は何かしらの施設があったのではないでしょうか?
さらに下ると車道に出ました。
見どころの多い城郭で、予定より時間がかかってしまいました。
予定した山陰本線の下りには間に合わず、1本落とすことになりました。
でも、絶景を拝み、城の醍醐味を堪能しましたので大満足です。
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