カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~柏原城(城山砦)~ 【2019.3.21】

いささか古い話になってしまいましたが、
3月21日は、レッドアローから降りた後、本川越駅から折り返して狭山市駅に降り立ちました。時刻は9時過ぎです。
駅前はきれいに整備されています。午前中は雨の予報でしたが、雲が切れ、晴れ間が出てきました。
乗り場1から、狭山24 西武柏原ニュータウン行のバスに乗車します。

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10分ほどの乗車時間で、柏原ショッピングセンターというバス停に到着。
ショッピングセンターというのは何のことなのでしょうか?

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周囲は成熟した住宅地。区画整理された街路を北方向に進むと、入間川が生み出した段丘崖にぶつかります。

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その崖を登る道。看板があるので迷うことはありませんでした。

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道を登っていくとそのまま堀底に入ります。
目の前には巨大な土塁。右手にある虎口に横矢がかかるようになっています。

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先に本郭に入ってみましょう。

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段丘崖に面した南東以外の3方向を巨大な土塁が取り囲んでいます。

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土塁の上に登ってみます。
この土塁は、先ほどの虎口横の土塁のほか3方向に張出を伴い、塁線に隙間なく横矢がかかるようになっています。
小さな城ですが、縄張は技巧の極致です。

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ひどい写真ですが、奥に見える柵の列が先ほど段丘崖を登ってきた道です。
横矢の機能がよくわかります。

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先ほどの虎口を出て、土橋を渡り、(この土橋、当時は木橋だった可能性もあると思います)二の郭へ。
ここは馬出ような機能を持った曲輪で、本郭の土塁からの横矢がしっかり効いています。

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二の郭にある城山稲荷はおそらく土塁の遺構を利用したもの。
かすかな凹みは堀の跡でしょうか?

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南側には三の郭もあったとのことですが、遺構は明瞭ではありません。

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空堀の対岸にも土塁があります。
さらに、土塁に沿った未舗装の道のところには空堀があったとのこと。本郭の前は堀が二重になっていたことになります。

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曲輪の中は、下草が刈られ歩きやすくなっていますが、堀の中はやぶのまま。
堀底に降りればいろいろ楽しそうですが、藪扱きをする気力はありませんので、これをもって撤収。

10時半ころ狭山市駅に戻ってきました。

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