仙台市電保存館からユアテックスタジアム仙台に移動してサッカーを見たあと、八乙女駅まで歩いてきました。
スタジアムの最寄りは泉中央駅ですが、アウェー側からは八乙女駅まで歩くのとあまり変わらない感じがします。
今宵のお宿に向かうため、仙台で乗り換えて、仙石線の中野栄駅で下車しました。
仙台臨海鉄道の線路を渡って倉庫街を歩いていきます。
駅から30分程で到着しました。
なお、フェリーターミナルへはフェリーの発着時間に合わせて路線バスが運行されていますので、わざわざ歩いてくる意味はありません。
今回は時間が中途半端で歩いてしまう方が早くつけるということでこうなりました。
GW初日ということで窓口が混雑していましたので、正解だったようです。
乗船するのは太平洋フェリーの「きそ」。
前日の19:00に名古屋を出港し、仙台に寄港していたものです。仙台港を19:40に出航し、苫小牧には翌11:00に到着する予定です。
768名の乗客と113台の車両を搭載できる巨大フェリーで、豪華客船とはいきませんが、船内にはレストランや大浴場、ゲームセンター、シアターがそろっています。
今宵のお宿はS寝台です。個室ではないものの、スクリーンによってプライバシーを確保することができます。
同じようにスクリーンがあるものの2段式のB寝台より天地方向に余裕がある他、衛星テレビもついています。
もっとも、ほとんどの時間をデッキやロビーで過ごしたので、B寝台で十分だった気もします。テレビも見なかったですし。
出航1時間半前の18:10頃に乗船できましたので、荷物だけおいてすぐにレストランに向かいました。
バイキングの食べ放題で2100円。この日は満船ということで、急ぎましたが、実際には満席になることはなかったようです。
値段のせいもあるのか、ラウンジの軽食コーナーで食事している人が多い印象。
種類豊富なおかずと山盛りのごはん、デザートのアイスまで堪能しました。
19:40に仙台港を出港。
外洋にでても大きな揺れはなく、意識すればゆっくりとかすかに揺れているのがわかる程度。
大浴場に行ったとき、かすかに湯舟の湯が揺れていることで船の上を実感しました。
絶え間なく続くエンジン音と微振動も慣れてしまえば気になりません。
いつの間にか寝てしまい、目が覚めたのは日の出が近い4時過ぎでした。
この日の日の出は4:30頃。水平線がもやっていて心配しましたが、綺麗な朝日を見ることができました。
船内は基本的にスマホは圏外。衛星のwifiを使うことができるようですが、太平洋フェリーが提供しているサービスは故障で休止中でした。
キャリアの契約次第では洋上でもつかえるのでしょうか?ただ、陸地に近づけばつながることもあるようで、苫小牧到着2時間くらい前からはずっとつながっていました。
北の大地が近づいてきました。
結局、苫小牧西港には20分ほど早着しました。
17時間ほどを船内で過ごしましたが、全く飽きませんでした。スマホがつながらないことも、このご時世を考えるととても贅沢な時間だったと思います。
今度は、名古屋から利用してみたい。文字通り浮世離れした時間を過ごせました。
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