カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~小諸城~ 【2021.12.29】

小諸城は駅近の優良物件。

一般には懐古園という方が通りが良いかも。

駅横の跨線橋を渡ればすぐですが、その前に大手門に寄り道しましょう。

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小諸城大手門。1612年、仙石秀久の時代の建築とのこと。

明治時代に民間に払い下げられ、その後は料亭や塾として利用されていましたが、平成に入って旧状に復されました。国指定重要文化財

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大手門の前から懐古園へは地下道が通じています。

線路の向こうに見える三之門の屋根が見えます。

 

目線の高さに三之門の屋根があるように、大手から城の中心部に向かって下っていく地形になっています。

城下町より城内が低地にある独特の縄張から、穴城と呼ばれたりします。

城の背後(西側)には千曲川が流れ断崖絶壁になっており、両側(南北)も深い谷になっていますので、要害の地であることは間違いありません。

ただ、河川が作る断崖を利用した城というのはたくさんありますので、類例は他にもありそうに思えます。

しかし、小諸城以外で穴城と呼ばれる例を私は知りません。無知なだけでしょうか?

 


地下道をくぐって三之門。寄棟の屋根がどことなく古風な雰囲気です。

三之門の先は二ノ丸に向かって登っていますので、この地点が城内の最低地点だと思います。

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二の丸の石垣に沿って進むと、突き当りが二之門。

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二之門をくぐると、いくつかの曲輪に分かれています。

これは二の丸。

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南の丸。

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北の丸を経て、堀切に架けられた算盤橋を渡ると黒門。左に曲がると本丸です。

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本丸には現在懐古神社が建てられています。

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境内の社務所は城郭風。

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本丸を抜けて城の南の端。富士見台という展望台になっています。

眺望がききますので、当時は物見櫓のようなものが建っていたのかもしれません。

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本丸の西側。野面積みの石垣が続きます。

奥は天守台です。

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天守台には三層の御三階櫓があったようです。

隅に算木積みはみられるものの、勾配は緩く古風な雰囲気。

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搦手からは、千曲川の谷を降りていく道があったようです。

これが当時の虎口でしょうか?縄張図を見ると違うようでもありますが。。。

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北の端にある水の手展望台。

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天然の巨大な堀である北谷。

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12月29日、この日懐古園は年末休園日でした。藤村記念館などもすべて休み。

その代わり園内は無料開放されて自由に散策できましたので、城を見るという観点ではむしろ好都合だったかもしれません。

観光客の姿もほとんどありませんでしたし。

 

この日は、友人たちとともに近くの温泉旅館に宿泊しました。

送迎のバスが来るまで1時間ほどの待ち時間の間、自分の欲望のまま友人を引っ張りまわしました。

個人的には大満足でしたが、、、、すまぬすまぬ。

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