カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

訪城記 ~館山チャシ~ 【2019.8.11】

ここから、夏休みの話がダラダラと続きます。しばらく、お付き合いください。

 

 

8月11日、羽田空港6:50発の飛行機で新千歳空港へ。
8:45発の快速エアポートで南千歳、9:11発の特急スーパー北斗6号に乗り継ぎました。

 

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1時間ちょっとの乗車時間で伊達紋別に到着しました。

 

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最初の目的地は館山公園。駅前通りを真っ直ぐに歩くこと5分、目の前に現れた小高い山の上にその公園はありました。

 

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ここには、館山チャシという、アイヌが築いた「砦」がありました。
もっとも、チャシを砦と表現するのは適切ではありません。和人との戦闘に使われたことから、軍事施設としての要素に注目しがちですが、実際には、祭祀、寄合など用途は多岐にわたっていました。というわけで、チャシは「チャシ」と表現せざるを得ないというのが正直なところかと思います。
(これは、沖縄の「グスク」にも言えることかもしれません)

 

山を登りきるとよく整備された広い芝生の広場が現れました。

 

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芝生が広がるこのあたりはチャシの域外だったという説もあるようですが、実際にはどうなのでしょう?
芝生広場の中には不自然で人工的な土塁のような地形もあります。これはチャシの遺構でしょうか?

 

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遠路に沿ってそのまま進むと、自然と先端の主郭に導かれていきます。
しかし、実際にはその手前に、二重の堀切がありました。その名残の堀跡が竪堀となって斜面を下っているのを見ることができます。

 

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主郭は50m四方はあるでしょうか?かなり広い空間です。

 

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ここに看板がありました。

 

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先ほど埋められてしまっていた堀切、北側半分は明瞭に残っています。

橋が架かっていて、下を覗くとその様子がよくわかりますが、
下草が茂っていて、写真ではよくわかりません。時期が悪かったですね。

 

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公園を後にして、胆振国道(国道37号)を室蘭方面に歩いていきます。
途中で渡った館山橋。舌状に伸びた台地の先端という館山チャシの立地が良くわかります。

 

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胆振国道をさらに歩いていきます。

 

 

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