4月30日は、6:43発の知覧行きのバスでスタートです。
天文館は共同のバス停がいくつもあります。
しかもザックリとした行先表記、雑多に貼られた時刻表が私を惑わせます。
乗車時間1時間半ほど。武家屋敷入口というバス停で下車しました。
武家屋敷街は知覧の観光の目玉ですが、まずは亀甲城に向かいます。
台地の先端を占め、尾根伝いの知覧城と連携して機能していたようです。
台地の麓を流れる、その名も麓川が外堀のようになっていました。
その麓川にかかる矢櫃橋。1852年に架橋されたと伝わります。
肥後の石工の技術を導入することで多くの石橋が作られた薩摩ですが、
この橋もその系譜に連なるものなのでしょうか?
矢櫃橋の袂付近に、遊歩道の入り口があります。
遊歩道を登ると平場に出ました。
左側に巨大な切岸。
その切岸に沿って、腰曲輪が延々と続き、主郭を取り巻いています。
途中、竪堀のような地形がありました。
主郭。
主郭を出て尾根伝いに南へ。
途中に残されている井戸は往時からあったもののようです。
小型車が通れそうなほどきれいに整備された道は後年の改変が激しそう。
特に、土塁が両側に迫る虎口のような空間は明らかに後年のものかと。
それでも、巨大な堀切、竪堀、土橋はかつての姿をとどめているように感じます。
遊歩道が尽き、車道に出ました。
この道は当時の堀切を利用したもののようです。
この先、尾根伝いに行けば知覧城につながっているはずですが、
私は、知覧の観光業に敬意を表して武家屋敷を散策することにしました。
ま、そもそも尾根には道がないので、直接知覧城に向かうことはできないのですが、、、ね。
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