カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

感情の海で溺れかけ

先月末で会社の同僚の女の子が退職した。
配属時に私のところに来てくれて、以降2年間くらい一緒に動いていたから
単なる同僚の退職っていうこと以上のインパクトが私の中にあって
心の整理がついていないというのが正直なところ。


彼女は頭はいいし 、向上心があって努力家だったから
いつかこの会社を飛び出していくんだろうな、という漠然とした予感があった。
彼女なりに考えて出した結論がたまたまこのタイミングだったというだけで
その結論自体に私が言えることは何もないのだけれど、
でも整理がつかないんだよな。。。


この気持ちは、妹が一人暮らしをすると言って実家を出て行った時の感覚に少し似ている。
(このことを彼女に話ししたら大爆笑されたわけだが)
家族を失って心なしか家の中に隙間が増えたような、そんな喪失感だ。


冷静に考えてみると、私は彼女の能力、才能に惚れ込んでいた。
自分にはない能力を持つ彼女を尊敬していたし、若干嫉妬もしていたと思う。
そして、新たな世界に出ていくという決断をした勇気がとても羨ましいと思った。
さらには、置いてかれてしまうという焦燥感と、そういう決断は自分にはできないという諦め。

そんなこんながいろいろごちゃ混ぜになって、私の心を重くしている。
人はこうして鬱になっていくのかしれない、とも思う。
こんなことを引きずる豆腐のようなメンタルが滑稽で可笑しくもあるのだが
それでもキツイな、というのが正直なところ。


どういうことをしたとしても、(タイミングは違ったかもしれないが)この結末は変わらなかったと思う。
でも、そういう重い決断をした彼女に対して今までどれほど報いることができていただろうか?
彼女の才能を活かす場をもっと作れなかったのだろうか?
もう少し話しをして想いを聞くことはできなかったのだろうか?
あの時この時の自分の言動を考えた時にとても苦い気持ちになるし、つくづく自分は人の気持ちがわからないヤツだな、と思う。
そのことを否応なしに突きつけられたということも心の重りになってしまっている。


グジグジ言ったところで結論は変わらないのだから
どこかで折り合いをつけて進まなければいけないと思う。
思ってはいるけれど、気持ちがついてこない。鉛の塊を飲み込んだみたいに重くて沈んだまま。
たぶん、時が解決してくれるはず。それまでもつのか?
だましだましやっていくしかないんでしょうね。たぶん。。。