カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

扇の要の愛本橋

北アルプス鷲羽岳に源を発し、山を穿ち、峡谷をつくった黒部川は、巨大な扇状地も作りました。
その頂上、扇の要には愛本橋という橋が架かっています。
何かのテレビ番組で見て以来、妙にこの橋が気になっていた私は、9月20日の夕方に富山地方鉄道の愛本駅に降り立ちました。
駅から徒歩10分、川沿いの山肌を回り込むように進むと赤い優美な姿をした愛本橋が目の前にあらわれました。

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そして、橋の上から見た北側の景色がこちら。
遮るものはなく、どこまでもひらけた風景がとても美しいです。

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ちなみに南側の景色がこちら。
両側に山が迫り川幅も狭くなっています。
ここが扇状地の頂上であることがよくわかります。

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余談ですが、この愛本橋
江戸時代は木橋であったとのことで、その特異な形から日本三大奇橋のひとつにも数えられていたとか。
(ちなみに、残りのふたつは、岩国の錦帯橋と山梨の猿橋だそうです)

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黒部川は有名な暴れ川で、渇水期はともかく、特に雪解けの増水期には川留めになって渡れなかったようで、
その時期にはこの愛本橋まで迂回して黒部川を越えていたとのことです。
現在は、観光資源としてこの橋の復元が計画されているとかいないとか。


時間が若干余ったので周囲の集落を散策して時間をつぶしました。
1時間ほどの短い時間でしたがとてもすがすがしい気持ちになれました。

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