カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

関東鉄道常総線

非電化なのに複線。複線なのに非電化。
複線にするほどの輸送量があるのならば、電化する方が効率が良いのは自明のこと。
だから、非電化の複線ってあまり例がない気がします。

ぱっと思いつくままに挙げると、
室蘭本線函館本線伊勢鉄道筑豊本線若松線)などなど
平成筑豊鉄道も複線区間があった気がしますがよく覚えていません。
そして、関東鉄道常総線

おそらく東京から一番近い非電化路線。
しかも複線。
電化されないのは、柿岡の地磁気観測所に影響を与えないため。
交流電化にすれば大丈夫らしいですが、中小私鉄が交流電化を扱うのは少々荷が重い。
そんなわけで非電化。

取手駅12:30発の下館行。1両編成のディーゼルカーでした。
長いホームを持て余し気味です。
平日のラッシュ時間帯はにぎわうのでしょうが、休日の昼間は閑散としたもの。
それでも50人近い人が乗っていました。

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取手駅を出てシーサスを渡ると、複線の線路が淡々と続きます。
細かいアップダウンはあるものの、総じて平坦な線路です。
少しずつ軌道の更新を進めているようで木枕木とコンクリート枕木が混在しています。
道床は薄めであまり乗り心地は良くありません。ただ、速度が高くないのでこれで十分かも。
バラストの色が真っ茶色です。

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沿線には切れ目なく住宅が続きます。
途中下車してみた稲戸井駅も同じような風景でした。部活帰りの高校生がたくさんいました。

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守谷で下車。2面4線の近代的な駅です。真上にTXの守谷駅があるので少々圧迫感があります。
日中も15分間隔で運行されているので利便性は高いです。ただ1両編成で賄える程度というのが少々つらいかも。

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取手~守谷は関東鉄道にとってドル箱区間だったそうですが、TXが開通したことにより、取手で常磐線にのりかえるという需要が激減したそうです。
それでも沿線人口は増加傾向でしょうし、TX開通により水海道や石下も開発が進むでしょうから、この鉄道の存在意義は今後も高まっていくものと思います。



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