カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

今更ながら、今回の衆院選についての素朴な感想

自民党の圧勝に終わった今回の衆院選、これで衆議院にて2/3を超える議席を確保した強力な政権ができあがります。
結果自体は驚くべきことはありません。そもそも小選挙区という制度自体が極端に振れやすい性格があるのに加えて、民主党に代わる受け皿ができなかったことを考えると想定通りといえるでしょう。

ただ、釈然としません。
総裁は途中で政権を投げ出してしまった(心の病ですから仕方ありませんが)安倍さんですし、
公約自体も前回の衆院選でNOを突き付けられた頃から特に変っていないような、むしろそれ以前に巻き戻された印象さえ受けます。
そんな政党にどれだけのことができるでしょうか?
震災によって状況が大きく変わったにも関わらず同じことをやっていて大丈夫なのでしょうか?

なにはともあれ、これで法案の再可決もできますし、(少なくとも衆議院においては)憲法改正の発議も可能です。停滞していた諸懸案も動き出すでしょう。
ただ、それが数のみを恃んだ恣意的な政権運営に陥ってしまうと国民は置いてきぼりになってしまいます。
私はどちらかというと自民党は支持していませんが(だからと言って支持政党があるわけではなく典型的な無党派層に属しています)、この点については自民党に投票した人たちも同様のはず。
ま、どちらにしても私たちが選んだ結果ですので、じっくりと推移を見守りたいと思います。
様々懸案がありますが、そのひとつひとつを注視し関心を失わないこと。
国民が常に見ているというメッセージが新政権に対する強力な“重石”になるはずですから。