カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

東武亀戸線

東武亀戸線は不思議な路線です。

東京23区でありながら、列車は2両編成。
2両編成でありながら、曳舟駅構内を除いて全線複線。
むかしむかしは東武の都心乗り入れのための幹線だったという出自を考えれば
独特の雰囲気もすこしは合点がいくかもしれません。

東武亀戸駅はJRの築堤に寄り添っています。
ホームは広くて立派ですがきっちり2両分しかありません。
列車は日中10分間隔。
着いた列車が2分程度の時間ですぐに折り返してきます。

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亀戸を出ると左へぐいぐいと曲がっていきます。
曲がる途中に亀戸水神。ここでもホームはきっちり2両分。
さらに東あずま、小村井と停車していきます。
各駅で20人くらいの乗降があります。降りる人もいれば乗る人もいるので、全線にわたり100人弱の乗客数は保たれていました。
路面電車やバスに近いライトな感覚で利用されているようです。

亀戸から4分過ぎたくらいのところで、対向列車とすれ違いました。
全線乗っても7~8分。折り返し時間2~3分をいれるとちょうど10分ですので、
日中は2編成のいったりきたりで10分間隔を保つことが出来ます。
朝晩は運転本数増えますので、2編成で終日まかなうということは出来ないとは思いますが・・・

余談ですが、亀戸駅からは越中島までJRの貨物線が分岐しています。
一時期この貨物線の旅客化構想がありましたが、それを東武亀戸線とつないでみてはどうでしょうか?
輸送力はそれほど大きくなくてもいいわけですし、東武と繋げばこの地域で手薄な南北交通の動脈を作ることができます。
亀戸駅の大改良は必要ですし、そもそも採算性の問題もあるようですが、一考の余地はあると思うのです。

終点の曳舟は1面1線の独立したホームに発着します。
曳舟駅構内の手前で複線は単線になってしまいますので、運転本数を増やす際にはネックになりそうです。
伊勢崎線とのあいだも渡り線が1本繋がっているだけですので、直通も不可能です。
もっとも東武亀戸線にそんな飛躍が必要になる可能性は少ないと思いますが・・・

曳舟東京スカイツリーのある押上のすぐとなり。
曳舟駅のホームからも見ることができます。
ただ、昨日はあまり天気がよくなかったので、その姿もかすんでいました。

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