カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

知覧麓

一国一城令による城の大量破却は城好きにとっては痛恨の出来事でした。

これにより全国で3000近くあったといわれる城館が約170にまで削減、集約されたとのこと。悲しいですね。

制度自体は柔軟な運用がされていたようで、各地に例外事例がある由。また、藩によっては独自の行政機構として支城に類する設備が維持されていたところもあります。

 

外城制を敷いた薩摩藩では、領内各地に麓集落という武士が暮らす集落がつくられました。

武家屋敷街として有名な知覧麓もそのひとつ。亀甲城を東端として東西方向に武家屋敷が並んでいます。

 

 

亀甲城を経て朝9時前の武家屋敷街。

澄んだ空の青と、若葉の淡い緑が目に沁みます。

時間が早いため人の姿がないのも好印象。

 

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武家屋敷に入るときには必ず石段を数段登るようになっており、しかも、食違虎口になっているので、直進できないようになっています。

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道が折れているところに石敢當がありました。元々中国に由来する魔よけの風習ですが、一般的には沖縄のイメージが強いでしょうか。鹿児島県にも広く分布しているというのは初めて知りました。

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道の両側は低い石垣が連なり、生垣もあって、中が見えないようになっています。

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武家屋敷を抜けたところで、修学旅行と思しき中学生の団体に遭遇。すれ違いざまに挨拶してくれました。

このまま知覧城へ向かいます。

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かにた【駅名しりとり281】

蟹田 (JR東日本

 

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北海道新幹線が開業する前、海峡線の旅客列車はこの駅で停車し、乗務員の交代を行っていました。

現在、旅客列車は線内完結のローカル輸送のみになってしまいましたが、貨物輸送においては今も大動脈の一部であり、長大なコンテナ貨物が何本もこの駅を通過していきます。

 

新幹線規格で建設された青函トンネルは、1988年の開業から30年近くたってようやく本来の目的に叶った使い方がされるようになりました。

しかし、客貨共用となったことで、双方が足を引っ張って価値を減じてしまっています。

この点は、青函トンネルの計画段階から課題となっており、トレイン・オン・トレイン、トンネル内に壁を立てる、第二青函トンネルを掘るなど、硬軟様々なアイデアが提案されましたが、結局何ひとつ実現することがないまま、運用でごまかすという状況が続いています。

フリーゲージトレインの実用化が間に合わなかった西九州新幹線、廃棄物の処分が決まらない原子力発電所、当初から課題といわれていたものが解決できず、放ったらかしたままなし崩し的に進めて有耶無耶にする、というのが多い気がするのは気のせいでしょうか。

 

 

 

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訪城記 ~亀甲城~ 【2021.4.30】

4月30日は、6:43発の知覧行きのバスでスタートです。

天文館は共同のバス停がいくつもあります。

しかもザックリとした行先表記、雑多に貼られた時刻表が私を惑わせます。

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乗車時間1時間半ほど。武家屋敷入口というバス停で下車しました。

武家屋敷街は知覧の観光の目玉ですが、まずは亀甲城に向かいます。

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亀甲城は、知覧麓の武家屋敷街の東端にある平山城

台地の先端を占め、尾根伝いの知覧城と連携して機能していたようです。

台地の麓を流れる、その名も麓川が外堀のようになっていました。

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その麓川にかかる矢櫃橋。1852年に架橋されたと伝わります。

肥後の石工の技術を導入することで多くの石橋が作られた薩摩ですが、

この橋もその系譜に連なるものなのでしょうか?

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矢櫃橋の袂付近に、遊歩道の入り口があります。

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遊歩道を登ると平場に出ました。

左側に巨大な切岸。

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その切岸に沿って、腰曲輪が延々と続き、主郭を取り巻いています。

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途中、竪堀のような地形がありました。

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主郭。

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主郭を出て尾根伝いに南へ。

途中に残されている井戸は往時からあったもののようです。

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小型車が通れそうなほどきれいに整備された道は後年の改変が激しそう。

特に、土塁が両側に迫る虎口のような空間は明らかに後年のものかと。

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それでも、巨大な堀切、竪堀、土橋はかつての姿をとどめているように感じます。

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遊歩道が尽き、車道に出ました。

この道は当時の堀切を利用したもののようです。

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この先、尾根伝いに行けば知覧城につながっているはずですが、

私は、知覧の観光業に敬意を表して武家屋敷を散策することにしました。

ま、そもそも尾根には道がないので、直接知覧城に向かうことはできないのですが、、、ね。

 

 

 

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放課後ていぼう日誌 街とアニメの幸せな関係 おまけ

佐敷駅に戻って16:16発の川内行きに乗車します。

狙ったわけではありませんが、たまたま「放課後ていぼう日誌」のラッピング車両でした。

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車内。

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新水俣で下車しました。 

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肥薩おれんじ鉄道ではいくつかのコラボ企画が行われています。

ラッピング車両の運行や佐敷駅のパネル展示は2023年まで予定されているほか、

コラボ仕様のフリー切符は、サイトに期間は明記されていないものの、同じような時期までは販売されるものと思います。

この手の企画としてはかなり長期間にわたって計画されていることに驚き。それだけ、よい関係が築かれているということでしょうか。

 

 

新幹線に乗り換えて鹿児島に向かいます。

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鹿児島中央着。この日は天文館にあるビジネスホテルに泊まりました。

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放課後ていぼう日誌 街とアニメの幸せな関係

2020年7月~9月に放送された「放課後ていぼう日誌」は舞台となった風景の美しさを含めて印象にのこるアニメでした。

当初は4月~放送でしたが新型コロナの影響で放送が中断されたり、2020年7月の豪雨で作者が被災して原作が休載になったことなどもニュースになりました。

舞台となったのは熊本県芦北町。放送から半年以上たちましたが、地域の盛り上がりは続いているようです。

 

 

芦北町の中心駅、佐敷駅は「放課後ていぼう日誌」であふれていました。

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駅前の風景。

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佐敷城からの眺めはオープニングで登場しました。

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城跡を後にして、街中へ。

テナガエビを釣ったのはこの橋らしいです。

河川敷が工事していて、景色が一変している・・・と思ったら、釣りをしていたのは下の写真の左側だったのですね。

勘違いしていました。 

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アニメに出てきた路地。アニメとは角度が違いますがご愛敬ということで。

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遊漁券を購入したコンビニ。

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高校はコンビニから歩いて5分くらいです。

アニメの風景そのままですね。

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白岩踏切。

道路の向こう側で撮影すべきでした。。。

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佐敷川に沿ったこの道も出てきました。

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特徴的な芦北大橋。

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計石の入り江。

私が行ったときはちょうど干潮時だったみたいです。

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芦北漁協。

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列車の時間が迫ってきたので、早足で戻ります。

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最後にてんぐやに寄り道。

雰囲気はアニメそのまま。アニメを前面に押し出していて、良好で幸せな関係がうかがえました。

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佐敷駅に戻って16:16発の列車で鹿児島に向かいます。

 

 

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