北海道新幹線が開業する前、海峡線の旅客列車はこの駅で停車し、乗務員の交代を行っていました。
現在、旅客列車は線内完結のローカル輸送のみになってしまいましたが、貨物輸送においては今も大動脈の一部であり、長大なコンテナ貨物が何本もこの駅を通過していきます。
新幹線規格で建設された青函トンネルは、1988年の開業から30年近くたってようやく本来の目的に叶った使い方がされるようになりました。
しかし、客貨共用となったことで、双方が足を引っ張って価値を減じてしまっています。
この点は、青函トンネルの計画段階から課題となっており、トレイン・オン・トレイン、トンネル内に壁を立てる、第二青函トンネルを掘るなど、硬軟様々なアイデアが提案されましたが、結局何ひとつ実現することがないまま、運用でごまかすという状況が続いています。
フリーゲージトレインの実用化が間に合わなかった西九州新幹線、廃棄物の処分が決まらない原子力発電所、当初から課題といわれていたものが解決できず、放ったらかしたままなし崩し的に進めて有耶無耶にする、というのが多い気がするのは気のせいでしょうか。
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