カラフルな世界、モノクロの日常

鉄道、城、サッカーなど、自分が興味を持っていることを思うがままに書いています。yahooブログ終了に伴い、はてなブログに引越ししてきました。

最後の201系

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今日フクアリでジェフを応援した帰り道
偶然にも終焉間近の201系に乗り合わせました。
外観は綺麗ですが、内部はだいぶくたびれている印象でした。
鋼製の重い車体とうなりを上げるモーター音。自分には音テツの要素はありませんが、それでもこれが最後かと思うと、感慨深いものがあります。

正直言うと子供の頃はこの201系が嫌いでした。
普段乗っている103系(自分の家は武蔵野線沿線にありますので)に比べるとドアの窓が小さくて
背の低い子供にとっては外が見難かったためです。
また、中央線などは、全列車201系で統一されていたため子供ながら面白くなかったという理由もあります。(中央線沿線に親戚の家があります)

この201系が廃車になれば首都圏を走る通勤列車の殆どがステンレス製の車体に統一されます。
鋼製の車両のメンテナンス、特に塗装は大きな負担となっていたようですが、
これが全て解消されますので、相当な経費と人工の削減に繋がると思われます。環境にもやさしいですし。
利用客の方としても車両は綺麗で新しいことに超したことはありませんし、
ステンレス製の無塗装の銀色も都会的だと思えば嫌いではありません。


でも・・・
あの京急がステンレス製の車両(新1000形6次車)を導入したときみなさんどう思いましたか?
あるいは、あの阪急が仮にステンレス無塗装の車両を導入するとなったらどういう反応が返ってくるでしょうか?
国鉄~JRにも伝統色がありました。湘南色、スカ色、通勤電車のオレンジ、ブルー、カナリア、ウグイス、エメグリの各色・・・
これだけステンレス無塗装の車両が増えてくると、なんだか昔のほうが良かったように思えてきます。

人が住む街の一部として鉄道を位置づけるのであれば、いつまでもステンレス無塗装でいいはずがありません。
幸いにして今は、様々なラッピングシートが発達していますので、どんな色、どんなデザインもすぐに実現できます。しかもコスト、メンテナンスとも良好ですし・・・

いろいろやれると思いますよ、これからは。

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