前節で連勝が止まったジェフ。
1人少ない相手に攻めあぐねたのは、相手が引いてしまったことにも原因がありますが、一方で、好調のころに比べパススピードは下がり、運動量が落ちて、チームに躍動感が感じられなくなっていました。
上昇の局面が終わり、チームの状況が下降局面に入ったことを感じていました。
そして、アウェーの東京ヴェルディ戦。
自動昇格圏は難しくなりましたが、少しでも有利な条件でプレーオフを戦うためには勝利をつかみたいところです。
前半の立ち上がり。
相手の高い位置でのコンパクトなブロックに苦しみます。
パス回しが後方で窮屈になり、中盤につけたところを狙われてショートカウンターを何度も浴びました。
それでも無失点で切り抜けると、中盤で奪ったところからのショートカウンターでドゥドゥが2点をゲット。
その後は、ヴェルディが多少前に出てきてくれたこともあって、戦える展開に。押されていたことには変わりありませんが、無失点で切り抜けました。
後半は、完全にヴェルディのゲーム。一方的にやられました。
田中と日高の不在の影響があまりにも大きく、サイドで起点を作られ続け、3失点。
ヴェルディにとっては奇跡の大逆転でしょうが、今シーズン何度か経験している内容なので、失望はしましたが驚きはありませんでした。
チームの状態には必ず波があります。
好調な時が無限に続くわけではない、必ず落ちる瞬間があります。
ただ、本当に強いチームというのは、不調の波が短く、落ち込みも小さいものです。
メンバーやコンディションで差ができるのは、ジェフがまだまだ強者のチームになりえていないということでしょう。道のりは険しく、ゴールははるか先にあります。
リーグ戦は残り3試合。
プレーオフ圏内を確実にするためにも、次節は勝利がほしい。そして、それをきっかけに再び上昇気流を捕まえたいと思います。
下降するチームコンディションを再び上昇させ、ベクトルが上に向いた状態でプレーオフへ望みたい。
今シーズン、好調時のジェフの強さは折り紙付きですから。
2023.10.22 J2リーグ第39節
東京ヴェルディ 3-2 ジェフユナイテッド千葉(味の素スタジアム)
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